開発会社MeowNatureが開発し、上海のインディゲームパブリッシャーであるGamera Gamesが配信する「Depersonalization」。本年の東京ゲームショウでも展示されており、ご覧になった方もいるのではないでしょうか?
日本名では「人格解体」となっている本作が12月20日に配信開始となりました。
クトゥルフの呼び声、クトゥルー神話などに代表されるH.P.ラヴクラフトの作り上げたコズミックホラー神話。その世界観をイメージした、テーブルトークRPG風のゲームシステムが魅力の「Depersonalization」ですが、ドット絵の精細な表現と、目を引くイラストなどにより、実はデモ版の段階から日本のストリーマーにも取り上げられていたタイトルです。
プレイヤーはキャラクターメイキングで好みのキャラクターを創造することができ、能力値の割り振りの模様などは名作テーブルトークRPG「クトゥルフの呼び声」を彷彿とさせるキーワードが並んでいます。
これだけでもファンにはたまらないシステムなのですが、ゲームを開始すると神話に出てくる神様を擬人化したキャラが登場してくるなど、琴線をバシバシ叩いてくるつくりです。
テーブルトークRPG風にダイスによる行動判定や、再挑戦にラックを消費したりと通常のゲームではなかなか見ないシステムもあり、ゲームの進行は割と緩やかなものになっています。館の中や、様々な場所を探索し、イベントをクリアしながらゲームは進んでいきます。
ストーリーは選択肢と成功判定によって様々に分岐することで、たくさんのエンディングに到達するように設計されているそうです。さらに従来の戦闘テンプレートから脱却した柔軟なシステムを採用しているということで、この辺りも非常に楽しみです。
キャラクターのドット絵や、少し古風なデザインなども含めて古きよき時代のJRPGにも似た何かを感じて筆者的には気になって仕方がありません。
本作品は日本語には対応をしておりませんが、ぜひ日本語インターフェイスと文字だけでも翻訳してほしいな、と思わせる魅力があります。東京ゲームショウに展示したのは、今後日本語化するかどうかの試金石なのではないか、と思いたくなるようなゲームであることは間違いありません。
なお、「Depersonalization」は配信開始日の12月20日から12月27日までの期間、10%オフセールを行っています。定価2300円のところ、2070円で購入可能です。
<参考・引用>
「Depersonalization」steam
「Gamera Games」公式twitter
※画像は現在配信されているゲームトレイラーのスクリーンショットです。
(上村健太郎)
提供元・おたくま経済新聞
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