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今回のオジサン釣行
オジサンの処理

今回のオジサン釣行

満月の大潮のド干潮

【連載】釣っ食べ第18弾!家の前でうろうろしていた太ったオジサンを喰う!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

夕方になると北寄りの風が吹く季節になりそれが翌日の朝まで続くので、終業後のカヌー釣りや朝マヅメ狙いなどがなかなかできなくなっています。ですから今回は大潮の11月1日(日)、お昼の釣行となりました。13時ころがド干潮で、上げ潮と共に風が吹き始めるために11時ころから1時間勝負のつもりでサーフに降り立ったkuma10でした。PEラインを2号に巻きなおし、ジェット天秤で大物を狙います。

狙いはオジサン

【連載】釣っ食べ第18弾!家の前でうろうろしていた太ったオジサンを喰う!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

今回のターゲットは「オジサン」、ヒメジの仲間です。子供のころの堤防釣りでたまに釣れても食べることのなかった魚。漁師の父親に「そんなもの」とキックリリース(ひどい親でしょ?)された外道魚。今では高級魚の仲間入りをしているらしいですが未だにそのころのトラウマがあって進んで食べようとは思わないのですが、白身魚のてんぷらが食べたくなっての釣行となりました。

家の前のサーフでぶっこみ釣り

【連載】釣っ食べ第18弾!家の前でうろうろしていた太ったオジサンを喰う!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

家の前の海はダツやGT、タマンやチヌなども回ってきますが、間違いなく釣れるのはオジサンです。こいつはいつも私の家の前でふらふらと食べ物をあさっているのでしょう。悪いヤツではないのですが、タマン狙いでロッドを出していてこいつが掛かるとイラッとします。なんといっても引きが強いのでいらぬ期待をしてしまいます。最初は浜に降りて投げておいたのですが、食い気の立たない時間帯なので家の庭のロッドキーパー(水道管パイプ)に移動しての釣りになりました。

オジサンの処理

サンゴ礁が棲家なので手早く

【連載】釣っ食べ第18弾!家の前でうろうろしていた太ったオジサンを喰う!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

エサの冷凍タチウオの切り身が何度かボロボロになって帰ってきたので、途中でやはり冷凍しておいたアオリイカのゲソに付けエサを替えての第一投。駆け上がりまでジェット天秤をひきずってステイしておくとやがて鈴が鳴る。3号竿がグインとのされる。「オジサンだろうけど、チヌやタマンならいいな」と聞きアワセ。上がってきたのは丸々と太ったオジサン。ちっ。サンゴ礁が棲家の魚は処理が遅れるとすぐに臭くなるのでさっさと血抜きをします。

ウロコや内臓を外す

【連載】釣っ食べ第18弾!家の前でうろうろしていた太ったオジサンを喰う!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

エラの2枚目に走っている血管をカットして水道の流水で血抜きしたら、ウロコを剥いで内臓を抜く。ここまで釣り上げてから2分。もしも寄生虫がいたとしても内臓から身に移る前に処理できている早さだと思う。ここで豆知識ですが、釣り場で血抜きをする時は汲んだ海水でやるのは仕方ないですが、できれば海の魚の処理は真水でしましょう。海の魚に付着している菌は海水耐性がありますが、真水には弱いんです。いらぬ食中毒は避けましょう。

皮の汚れは丁寧に

【連載】釣っ食べ第18弾!家の前でうろうろしていた太ったオジサンを喰う!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

南方で釣れる魚、特にサンゴ礁周りをうろついている魚を皮ごと食べる場合、とにかく処理は丁寧にしましょう。血抜きはなるべく素早くきっちりと。内臓を外す時に内臓を破らない。などの注意事項のほかに、皮はぬめりをきちんととる。臭いといわれている魚もあんがい皮を剥いてしまえば臭くなかったりします。皮に臭みがあることが多いので、皮ごと食べる場合は少量の塩などで揉んでヌメリ取りをしましょう。