国産牛

(画像=『FUNDO』より 引用)
国産牛は、和牛4種以外の日本国内で飼育された牛のことを言います。
ちなみに乳牛種として有名なホルスタイン種も、日本国内で飼育されているので国産牛に分類されます。
日本産まれとは限らない!
国産牛は、日本で産まれた牛だけではなく、外国種や輸入牛でも日本国内で肥育されると国産牛になります。
以前は、外国種や輸入牛は日本で3ヶ月間飼育すれば、「国産牛」として販売することができていました。
しかし平成16年9月からは、最も飼育・育成された期間の長い場所を原産地として表示することがJAS法で制定されました。
そのため現在は、どこで産まれた牛でも、どんな品種の牛でも日本で飼育された期間が最も長くなれば、「国産牛」と表示できるのです。
和牛流出問題

(画像=『FUNDO』より 引用)
和牛は肉質の良さ、美味しさから、世界に流出してしまいました。
日本政府は和牛品種の正当性を守るために、和牛やその精子、胚輸出も厳しく禁止し、流出阻止政策を行ってきました。
しかし、1976年に研究目的でアメリカに連れていかれた和牛が悪用され、1990年代まで相当量の和牛の精子や胚が他国に流出してしまうという事件が起きたのです。
そのため、オーストラリアは和牛とかけ合わせた品種で日本を超える輸出国となっています。