目次
今回の獲物2種(メアジとキントキ)
メアジのお刺身の作り方

今回の獲物2種(メアジとキントキ)

メアジ(ガティン)1匹

【連載】釣っ食べ第20弾!そうだ、てんぷら定食たべよう。お箸の国の人だから
(画像=『暮らし〜の』より引用)

クンクンっと小気味よくティップを叩いて水面から上がって来るのは赤いお魚ばかり。しかも食用になるほどの大きさも無し。あと1投してなにも釣れなければ帰ろうと思った矢先、明らかに今までとは違う引き。銀色の魚体をひるがえしひるがえし上がってきたのが画像上部のメアジ。目がくりくりっとした可愛いヤツ。可愛いけれど美味しく食べるために活け締めにして、エラの下にナイフを入れて血抜きまで一瞬で終わらせる。これで俄然やる気が出て来たので延長してワームを投げる。


キントキ(ナンクスハーメ)3匹

メアジなどアジ類はたいがい群れで回遊しているものなのですが、1匹釣れたあとパタリとアタリが無くなる。代わりに食い付いてきたのがホウセキキントキ。いつものゴマヒレキントキに比べてあのイヤな臭いが少ない。「ん?これ美味しく食えるんじゃね?」と、大きめのヤツだけ3匹キープしてみる。あの臭いゴマヒレキントキでさえきちんと処理したら美味しくいただけたのだから、こいつの方が期待は持てる。すぐに活け締めしてこちらも血抜きをほどこす。(画像はゴマヒレキントキ)

メアジのお刺身の作り方

ゼイゴを取って三枚おろし

【連載】釣っ食べ第20弾!そうだ、てんぷら定食たべよう。お箸の国の人だから
(画像=『暮らし〜の』より引用)

これより小型のものであればゼイゴ曳きも必要ありませんが、これくらいの大きさになるとゼイゴは外してから三枚におろします。腹骨を漉(す)いたら血合い骨の処理をしますが、今回は削ぎ切りにせずに「平」で切り付けますので、血合い骨は抜いていきます。大型の毛抜きのような「骨抜き」を使いますが、無ければ普通の毛抜きでも代用はできます。血合い骨を指先で確認しながら、魚の頭の方へ向けて抜けば簡単に抜けますよ。

おすすめの作り方

【連載】釣っ食べ第20弾!そうだ、てんぷら定食たべよう。お箸の国の人だから
(画像=『暮らし〜の』より引用)

お刺身を切り付ける前に、皮側に飾り包丁を入れることをおすすめします。効果としては切り付けた時にきれいに見えるというのはもちろんあるのですが、少し厚めに切った時にお醤油の乗りがよくなるので、ちょんとお醤油を付けてパクリといく食べやすさもあります。また、家庭で食べているのに料理屋さんでいただいている雰囲気も味わえますので、絶対におすすめです。

こんな感じです

【連載】釣っ食べ第20弾!そうだ、てんぷら定食たべよう。お箸の国の人だから
(画像=『暮らし〜の』より引用)

あまりきれいに盛り付けられませんでしたが、大体こんな感じです。このメアジはお醤油にちょんと触れさせた瞬間にパッと細かい脂が広がりました。浜締めでパーシャルに一日入れておいただけなので身が締っていてコリコリサクサクとしていました。にも拘らず脂乗りが非常によく甘みも充分でした。血抜きがきちんとできていたので特有のアジ臭さも無く、大変美味しくいただけました。お刺身サイコー!