2: <リソース-1 公務員制度改革>
行政のデジタル化を推進する、高度デジタル人材の特定任期付職員としての採用が始まりました。給与について、現行制度上可能な柔軟な取扱いを明文化して各府省に通知しこれまで人事院に都度都度採用条件については、制度運用の利便性を高めるため、各府省が採用志望者に採用後の給与水準を事前に提示する際の計算を支援するツールを提供し、各府省からの相談にワンストップで対応する民間人材採用サポートデスクが設置されます。これにより、これまで中途採用に2ヶ月程度要していた期間も短縮でき、多様な人材を獲得することが可能になります。
<リソース-2 スタートアップ>
この国の産業構造を大きく転換するキープレイヤーはスタートアップです。今回、新しい資本主義実行本部の下に設置されたスタートアップ政策に関する小委員会の事務局長を務めることになり、先日、政府が策定する「スタートアップ育成5か年計画」に盛り込むべき施策として提言を取りまとめ、岸田総理とスタートアップ政策を担当する後藤大臣に提言を申し入れました。
これまでも政府でスタートアップを支援は行ってきていました。しかし結果的にスタートアップが諸外国に比べて増えていないのは、予算のスケジュールに合わせて単年度で計画されていたことと、支援が所管省庁都合で縦割りになっていることで必要な制度整備が見逃され、と人材が循環してこなかったことが原因だと考えています。
今回の提言とそれを反映した政府案は、5ヵ年計画として中期的に実行できることと、総理の下に司令塔機能を置くことで省庁の縦割りを越えて情報と予算が循環する仕組みとなり、新産業や新規雇用が生まれるエコシステムにできると考えています。
提言の詳細はこちらにあります。
大事なことは、その数字を達成することを目安に、イノベーションが生まれやすく、新しい技術や文化が生まれ、楽しく活気ある社会で私たちが自由闊達に働き、暮らしていけることです。
私自身、こだわったのは、税制含め制度の見直しを一体で行うことでした。歴代の政権の中で初めて重要政策のど真ん中にスタートアップ政策が扱われる今だからこそ、これまで省庁の間に跨ることから触れられてこなかった根本的な制度の見直しに取り掛かりたいと思います。