ヨーロッパにおける人権意識の変化とそれをどう受け止めるべきかについて少し体験談を

現代の人権問題についての国際的視点

基本的には欧米の価値観に追随することが賢明である。死刑がなくても犯罪は増えないし、鯨食べなくても困らない。

日本の人質司法はやめたほうがいい。ゴーン事件で大きな信用失墜。

日本は欧米的価値観にアジアで一番近いことは重要である。少なくとも欧米的価値観を邪魔しないことが必要だと思う。

しかし、欧米的価値観もすぐに変わることも事実だ。また、世界のリベラルの主張にはついて行けない過激なものも多い

そういう観点からも、伝統的なものも含む多様な価値観にも理解は必要

日本では女性の地位が低いのか?たしかに社会進出は遅れているが、家庭内での女性の地位は高い。

一方、子供は母親の支配下にあり、離婚するとだいたい女性に親権が認められ、父親は面会権さえ十分に守られない。

私は、社会では女性にもっとチャンスを与えられるべきだし、一方、家庭では男性にもっと地位を与えるべきだと思う。

価値観が変わると云うことでは、1980年代までは、同性愛は欧米では犯罪だった。フランスでは1982年に犯罪で無くなったが、いまは同性婚もみとめられるようになった。それで、自分たちが急に意見を変えて、アジアは遅れていると言うのはひどい。

また、ロシアや中国では逆の動き。プーチンが欧州保守派に人気。社会主義はユニセックス的で子育ての社会化が進んでいたがいまは男女の違い強調の流れ。

アメリカでは中絶についての議論盛ん。しかし、これも程度問題。最近アメリカでは、生まれた直後の子供を殺しても刑事罰に問うべきでないといっている人までいるが、ついていけない人がほとんどだろう。

欧米のリベラルでは大麻解禁が大勢。タバコや酒はだめで大麻はいいとかいうのも訳が分からない。

インドではスターテレビが見られるようになって、女性が自分で洗濯機や掃除機を使いたいと思うようになったら、低いカーストの仕事がなくなると問題になった。

あるいは、ご先祖の思いは無価値なのか?私はそれに過度にとらわれるべきでないが、無視すべきとも思わない。

結局のところ、保守派もリベラル派も互いに相手の主張にも一理あることを認めた上で議論をしないと生産的でないと思う。

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