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サイレントマジョリティーの事例
まとめ

サイレントマジョリティーの事例

マジョリティーからの支持を受けるには、サイレントマジョリティーとの向き合い方が重要になります。サイレントマジョリティーに関連する具体的な事例は以下の通りです。

● Honda:オフラインイベントの効果測定にオンラインアンケート、LINEリサーチを活用
● 自治体:住民基本台帳等から無作為に市民を抽出して案内状を送付し、参加を承諾した市民によって協議等を行う(ドイツのプラーヌンクスツェレを日本版にアレンジ)

Hondaは、Hondaユーザー以外も参加できるイベントで、若年層に向けてのアンケートを行うために、若者の使用率が高いツールLINEを使用してオンラインアンケートを行っています。 その結果、Honda製品を持っていない人や若者からの意見を得ることができました。また、意見においても、ディーラーに行くのはハードルが高いと思われているため、車種の展示の評価が高いことなどサイレントマジョリティーの真の声を聞くことができています。

自治体は、街作りをしていく中でクレーマーからの意見はありつつも、サイレントマジョリティーの意見を得られていませんでした。そのため、無作為に市民を抽出して、協議を行う方法を取ることで、市民の意見を反映した街作りを行えるように工夫しています。

まとめ

本記事では、サイレントマジョリティーの意味や、マーケティングとの関わり、具体的な事例を紹介しました。サイレントマジョリティーは、積極的に発言をしないため、大多数のニーズを把握するのが非常に困難でした。しかし、昨今はSNSの利用人口の増加によって、サイレントマジョリティーの声の可視化が進んでいます。

サイレントマジョリティーの声を可視化することで、大多数の消費者のニーズを把握できるようになりました。サイレントマジョリティーを尊重することで、新たな顧客を獲得することにつながるでしょう。

提供元・MarkeTRUNK

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