ワールドワイドにモバイルゲームなどを配信するGeeky Houseが、VRゲーム「Tiny Island」の早期アクセスをsteamにて12月9日に開始しました。

 本作は7月に無料体験版が配信されたサンドボックス型ゲーム。特徴はVRであることを生かし、我々にも馴染み深い「お箸」を使って島に暮らす人々の悩みを解決していくという一風変わった雰囲気を持つタイトルです。

 Geeky Houseは、ヨーロッパやロシアでゲーム開発を進めていたメンバーが結集してゲーム開発を行っているゲーム開発会社。「Minetap – Merge rpg clicker」「Minetap 3D: Idle-Merge RPG」などのモバイル向けパズルゲームを配信していることでも知られています。

 「Tiny Island」の世界では神様となり、小さな島に住む島民たちの悩み事(クエスト)を解決していくのですが、神様が使えるのは手に持ったお箸。このお箸を使って、住民を移動させたり、住居を摘み上げたり、空に浮かぶ雲などもつまんで目的地へと移動させることができます。

 お箸は物に圧力をかけることが可能で、雲をぎゅっとつまむと雲から雨を降らせることができます。また、海に浮かんだ樽を回収するためにつまんで持ち上げ、島民の前においてあげたり、はたまた井戸に落ちた島民をつまんで救出したりと大活躍です。

 ただし物には耐久値が設定されており、圧力をかけすぎると壊れてしまうことも……。11月に公開されたゲームトレーラーでは物を運ぶ荷車をつまもうとして壊すシーンもあることから、かなり繊細なタッチで掴まなければいけないことがわかります。

 中華風のBGMや雰囲気と相まって非常に緩やかで独特な世界観を持つ「Tiny Island」。本日からスタートする早期アクセスは、戦略性やゲームバランスなどの調整を行うためのものとされており、二つの島で遊ぶことが可能です。

 一つはストーリーモードで遊べ、これをクリアすることでサンドボックスモードの使用ができるようになるとアナウンスされています。

 さらに対応する言語も非常に多く、11か国語でのプレイが可能となっておりその中に日本語もあるので我々でも気軽に遊べるのが魅力です。ただし今回の早期アクセス版は英語のみとなっていますので、その点に注意が必要です。

 Geeky Houseでは正式なリリースまでは半年程度を目安として考えており、その間に様々な調整や改良を加えていくとしています。

 なお、VRサポートはSteamVR、Oculus PCなどメジャーなものはカバーできているようです。

 また動作スペックがリッチなグラフィックスを使うVRゲームよりも低めに設定されていることから、敷居が低いのも魅力の一つですね。

 遊んでみて気になったことや、バグの報告などは公式のDiscord、Twitter、Steam コミュニティ トピックなどでの報告を行うことができます。

 早期アクセス版は定価1700円となっておりますが、リリース記念として12月16日までは10%オフの1530円で購入することが可能です。

<参考・引用>
Tiny Island公式Twitter(@TinyIslandVR)
Tiny Island steam
※見出し画像は2022年11月17日に公開されたトレイラームービーのスクリーンショットです。
(上村健太郎)

提供元・おたくま経済新聞

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