真に価値のある人脈

その一方で、本当に価値のある人脈も存在する。個人的には自分のビジネスの「古参のファン」こそが真に価値のある人脈だと思う。

自分はこれまで数え切れないくらいに、彼ら/彼女らに助けてもらってきた。絶対に足を向けて眠ることができない存在である。新商品を販売すると告知したら、真っ先に買ってレビューしてくれ、セミナーをするといえば遠方にも関わらず会いに来てくれる。また、日頃から記事や動画を出すと真剣に読んで感想を送ってくれる。途中で発信に心折れそうな瞬間が訪れたくらいのタイミングで、「応援しています」「頑張って」と声援をくれたことで何度も立ち上がることができる活力を得られた。

もちろん、お金を払ってくれるお客様に上下はない。だが、古参のファンはどうしても思い入れが強まる。人によっては年単位で長い期間、交流をしているので、お互いの苦労や人生もよくわかっている。そうなると必然的に感情移入の度合いも深まる。自分は得体の知れない他人から批判されたり、嫌われたりしても何も感じないしむしろ自分と合わない人は積極的にブロックしてほしいのだが、古参のファンにだけは嫌われたくないのでできる限り誠実に、まごころで接することを意識している。

結論的に人脈とは作るものではなく、必死に仕事をしていたら自然にできるものだと思っている。間違っても下心がある人に真に価値ある人脈などできないだろう。

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