鍋料理などの調理方法が好まれ、栄養バランスもよくくたくたと柔らかく調理できる野菜として白菜があります。ダイエットなどカロリーを気にされる方には特によい特徴を持っており、低カロリーでありつつその栄養の働きは優秀な白菜。今回はそんな白菜の栄養と効能を解説します。
目次
はじめに:白菜の栄養と効果的な調理法講座
栄養たっぷりな白菜の基本情報や旬の時期
はじめに:白菜の栄養と効果的な調理法講座
鍋料理に人気!白菜の栄養と働きは?
鍋料理や漬物などに使われる野菜といったら何を思い出すでしょうか。ニンジンや大根などを思い浮かべる方も多いかも知れませんが、今回は煮込むとくたくたになって柔らかく甘く美味しい白菜の栄養とその働き・おすすめの調理方法にスポットを当てていきましょう。
栄養たっぷり!旬の白菜の効能を解説
旬の野菜にはビタミンなどの栄養も豊富で美味しさもひとしお。もちろん白菜にもビタミンをはじめとして食物繊維など嬉しい効能がたくさんあります。
白菜に含まれる栄養を詳しくご紹介し、それぞれの体に良い働きについても解説していきます。記事の後半では旬の白菜をより美味しくいただけると人気の高い栄養たっぷりレシピについてもご覧いただきますので是非最後まで御覧ください!
栄養たっぷりな白菜の基本情報や旬の時期
白菜の栄養とその効能や食べ方を解説する前に、まずはこの白菜という野菜の原産地など基本的な情報と見た目やカロリーの特徴・美味しく食べられる旬の時期からご紹介していきましょう。
特にカロリーや旬の時期は食と非常に関わりが深い情報ですので是非しっかりとチェックしておきたいですね。
白菜の基本情報は
科・属 | アブラナ科アブラナ属 |
原産地 | 中国 |
英語名/学名 | Chinese cabbageやChinese Leaf Lettuce/Brassica rapa L. var. pekinensis Rupr. |
植物分類 | 二年生植物 |
白菜の特徴は
特徴1.加熱するとくたくたに
白菜の一番の特徴として加熱するとくたくたになり、野菜としてのかさ(量)が減るため一度にたくさん栄養を摂れるというところにあります。
葉物野菜は得てして熱が加わることにより量が減るものが多いですが白菜はその最たる種類として知られており簡単に必要な栄養量が摂取できると人気です。
特徴2.結実する
白菜はキャベツやレタスのように結実する野菜です。葉物野菜も大きく2種類に分けられて、結実するものとしないもので中国では名前が違ったりします。
そんな中国語での結実する葉物野菜に付けられるのが〇〇白菜(小白菜など)。結実する葉物野菜の代表ともいえるのが白菜であるとされているくらい、ポピュラーでよく使われる野菜ということです。
ほかの野菜と比べても白菜は低カロリー!
白菜と他の野菜のカロリー比較
野菜名 | カロリー(100gあたり) |
---|---|
白菜 | 14kcal |
キャベツ | 23kcal |
ほうれん草 | 18kcal |
ニンジン | 36kcal |
じゃがいも | 76kcal |
甘みがあるのに低カロリーな白菜
白菜を食べて苦いとか辛いなどと感じる方は少なく、どちらかというと甘みを感じる人も多いでしょう。甘みがあるということはカロリーも高く感じるでしょうが前述の比較表で見るとどの野菜よりも低カロリーだとわかります。
糖質や炭水化物が多いニンジンやじゃがいもがカロリーが高いのはなんとなく想像が付く人もいるかも知れませんが、同じ葉物野菜であるキャベツやほうれん草と比べても白菜のカロリーは低いという結果になりました。
白菜が美味しい旬の時期はいつ?
白菜の特徴として結実するということをあげましたが、日本では昔は白菜と同じ種類の菜っ葉は結実しない漬け菜として栽培されていました。白菜を結実させるためには、野菜栽培には低めの温度が必須です。
鍋料理にぴったりな冬の野菜
そのため白菜が栽培されるのは秋に種まきされて真冬から春にかけて結球させ収穫するというのが日本での栽培方法となっています。白菜は冬でないとあのような大きな球にはならず、必然的に冬が一番美味しい栄養たっぷりな旬の時期となるのです。
冬場の野菜の食べ方といえば、野菜に多いカリウムの効能である体の冷えを抑える意味も含まれている温かい鍋料理。白菜が鍋料理に多く使われるのは、美味しい旬の時期であることも大きな理由となっています。