私は海外で楽しみにしていたものの一つにスキューバダイビングやシュノーケリングなどの海でのアクティビティがありました。さらにその中でどーしても外せない最上級に期待していたのが「ジンベエザメと一緒に泳ぐ」ということです。日本では高いツアー代金を払わないといけないようなイメージがありますが、どこよりも格安でしかもほぼ確実に遭遇できるという夢のような場所がフィリピンのセブ島にありましたので、今回体験してきたことを元にしてご紹介していきたいと思います。

目次
ジンベエザメの魅力とは
ほぼ確実にジンベエザメに会える場所

ジンベエザメの魅力とは

ジンベエザメは熱帯から亜熱帯の温かい海にいるサメの一種で、大きいものだとなんと全長15m近くにもなる魚類の中で最も大きな魚です。背中に見える白い斑点模様が遠くから見ると羽織の甚平に似ているから「ジンベエ」の名がついたということ。

日本では海遊館や美ら海水族館など一部の場所で見ることが出来ますが、水槽越しに見てもその大きな体や餌を食べるときの口に驚いてしまいます。また性格は温厚で近づいても危険はないのですが、どこにでもいる普通の魚と違い船で時間もかけてスポットに行かないといけないとかタイミングや天候によってなかなか現れてくれないなど、世界中のダイバーが人生で一度は一緒に泳いでみたいと思う憧れの魚です。

ほぼ確実にジンベエザメに会える場所

そんな普通だったら出会うことのない超レアなジンベエザメですが、なんとここフィリピンのオスロブという漁村ではほぼ365日一年を通して見る事ができます。

以前は何もない小さな漁村でしたが、大型の魚を漁で捕獲するためオキアミ(体長3~6cmの小さなエビ)を撒いていたところ沖合からジンベエザメがそのオキアミを食べに来るようになったのです。ですが、フィリピンではジンベエザメの捕獲は禁止されていたので最初は漁に邪魔で困っていましたが、それなら観光資源にしようということで2011年くらいから、定期的に餌付けし観光客に開放するようになったということ。そして、今では「野生のジンベエの餌付けに成功した世界で唯一の町」としてツアー客やバックパッカーの間で有名になりました。