スノーボードエッジの使い方やメンテナンス方法について紹介していきます。理想の滑りを叶えるには、スノーボードエッジについて知っておくことが大切です。研磨方法や注意点、そして正しい使い方についてレクチャーするので参考にしてみてくださいね。
目次
スノーボードエッジの意味や役割について
スノーボードエッジは手入れが命!
スノーボードエッジの意味や役割について
エッジの意味や目的とは?

スノーボードには、エッジと言われる金属が両サイドについており、エッジによって板が自由自在に動きます。例えば、エッジをうまく使うことで、ターンやブレーキといったテクニックが身に付くのです。
逆に、エッジの意味も知らずにただ滑ってしまうと宝の持ち腐れになってしまうでしょう。意味をよく理解してから乗った方が、より良い乗り方ができますよ。
エッジの種類・材質について

エッジはスノーボードによって種類や材質が異なります。つま先もかかとも、どちらも同じ種類(材質)のエッジです。それぞれの良さやデメリットを理解して選びましょう。
エッジの種類①スチール
一般的なスノーボードによく使われる種類です。安く扱いやすいのが特徴で、研磨もしやすい種類と言えるでしょう。錆びやすいのがデメリットと言えますが、スノーボードを純粋に楽しむだけなら十分な性能を発揮してくれます。
ただし、研磨しやすい分丸くなるのも早い種類です。滑っていると雪に引っかかる可能性も高いため、適度なメンテナンスが求められます。
エッジの種類②ステンレス
スチールに比べて錆びにくさが目立つ種類です。主に高級なボードに使われる種類で、錆びにくさが特徴と言えます。スチールに比べても性能的に差はあまりまりあせんが、板やエッジにこだわるならこちらもおすすめです。
種類は違えど基本的な使い方や操作性は同じと言えるため、錆びにくいかそうでないかで決めると良いでしょう。
スノーボードエッジは手入れが命!

スノーボードエッジは何と言っても手入れが命。手入れを怠ることで起こる障害や機能の低下など、プレイヤーなら知っておきたい情報を紹介します。
メンテナンスを怠ることで起こる障害
エッジが錆びついてしまう

使用前のエッジを適切な状態に削ることも大切ですが、普段のメンテナンスを怠るとエッジは錆びていきます。錆は滑りを悪くする(雪に引っかかる)だけでなく、エッジ自体の損傷にもつながるので注意しましょう。
また、常に良い状態を保つためにも使用後は水分をふき取るようにしてくださいね。そのまま放置するとエッジが効かない、引っかかるといったトラブルが増えます。
エッジが丸くなる
適切な手入れをしていないと、エッジが丸くなるといったトラブルが多発するので注意しましょう。使用回数が多いほど丸くなるエッジですが、手入れをしないままで滑ると大変危険です。
効かないエッジによって周囲を巻き込んだ事故を起こしやすくなるので、丸くなる前に適切な状態を保つようにしましょう。
エッジに傷がつく
エッジの種類に関わらず、メンテナンスを怠ると傷が蓄積されていきます。また、傷がついていることに気付けなくなるため、大きな損傷に繋がりやすくなるでしょう。これでは、せっかくのスノーボードも台無しにしやすいです。
また、傷がついたエッジでは、滑ってもブレーキが効かないといった状態になりやすいため、事故に繋がります。周囲を巻き込まないためにも、エッジの状態には敏感でいましょう。
適切でないエッジで滑り続けると…?

適切でないエッジ(効かないエッジ)で滑り続けると、次のようなデメリットが起こります。自分だけでなく周囲を巻き込んでしまう恐れもあるため、必ずエッジは適切な状態に保ちましょう。
周囲を巻き込んだ事故を起こしやすい
一般的なゲレンデで滑る場合には、自分以外にもプレイヤーは多くいますよね。そんなところで効かないエッジのまま滑っていては、周囲を巻き込んだ事故を起こしやすいです。効かないエッジではターンもブレーキもできないため、上手く板をコントロールできません。
これが雪に引っかかるだけならまだマシと言えます。しかし、雪に引っかかる状態を放置してもプレイヤーに得はありませんから、早めに対処するようにしてくださいね。

エッジは丸くなると、本来の意味を発揮しなくなります。そのため、上手に滑りたい人ほどエッジの状態に気を付けるべきなのです。
また、手入れと言っても磨き方や削り方が間違っていると本来の効果を発揮してくれません。自分で作業する場合には、エッジの意味を最大限に発揮させるよう磨き方や削り方にも注意する必要がありますよ。
板自体の破損に繋がる
適切でないエッジを使い続けると、雪に引っかかる、丸くなるといったエッジのトラブル以外に板の破損に繋がることがあります。例えば、エッジが芯から錆びついていけば、板にも影響が出るでしょう。
そのため、スノーボードは使い方だけでなく手入れも重要視されます。大切な板を守り続けるためにも、研磨方法など手入れに関する情報は常にキャッチするようにしましょう。