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屋久島トレッキング本番前のおすすめの練習コース
屋久島のおすすめのトレッキングコースは?

屋久島トレッキング本番前のおすすめの練習コース

屋久島で本格的なトレッキングの前に歩く練習がしたいという方、屋久島で気軽にハイキングがてら森林浴をしたいという方におすすめなのが、ヤクスギランドです。ヤクスギランドは、安房川の支流である荒川の上流に位置する自然林で、安房から16㎞ほどのところに入り口があり、推定樹齢1800年ほどの仏陀杉を筆頭に、三根杉、母子杉、天柱杉などの観光ポイントがあります。主要なコースは所要時間によって30分コース、50分コース、80分コース、そして150分コースの日帰り4コースあります。トレッキングや登山の練習がてらぜひ散策してみてはいかがでしょうか。

30分コース【観光ポイント:千年杉、双子杉、くぐり杉】

【初めてでも安心】屋久島のトレッキングガイド!準備物やおすすめのコースをご紹介!
(画像=Photo by Travel-Picture、『暮らし〜の』より引用)

このコースは、登山やトレッキングなどをやったことがないという方でも気軽に散策できるコースです。小さな子どもといっしょに山道をトレッキングするはじめてのコースとしてもおすすめ。ただし、子どもの体力や登山可能時間などには個人差がありますので、様子を見ながら行いましょう。入り口から、くぐり栂、千年杉歩道、双子杉、くぐり杉、清涼橋を経て出口へと進んでいきます。このコースで軽く練習をしてから、さまざまな日帰りコースを歩いてみましょう。

50分コース【観光ポイント:千年杉、仏陀杉、双子杉、くぐり杉】

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(画像=Photo by Travel-Picture、『暮らし〜の』より引用)

このコースも初めてトレッキングをする方におすすめのコースです。30分コースではちょっと短いという方、練習のステップアップをしたいという方にもおすすめです。30分コースと同じように、木道や石張歩道などが整備されているため、歩きやすいコースとなっています。ヤクスギランドの見所のひとつ、仏陀杉と出会える日帰りコースです。

80分コース【観光ポイント:千年杉、苔の橋、つつじ瓦、仏陀杉、双子杉、くぐり杉】

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(画像=Photo by Travel-Picture、『暮らし〜の』より引用)

本格的な登山の練習にもってこいのヤクスギランドのコースは、この80分のコースから本格的な登山道となります、50分コースから少し逸れて吊り橋を渡り、川沿いの美しい景色も楽しみ、再び50分コースに戻っていきます。屋久島の山登りに慣れてきた方やもっと練習して縄文杉を訪ねてみたいという方におすすめの日帰りコースです。体力や装備などにも配慮して、ケガや事故などが起こらないようにしましょう。

150分コース【観光ポイント:千年杉、ひげ長老、天柱杉、母子杉、三根杉、仏陀杉、双子杉、くぐり杉】

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(画像=Photo by Travel-Picture、『暮らし〜の』より引用)

ヤクスギランドをじっくりと見学できるコースがこちらです。このコースは、途中で天文の森を経由して天柱石がそびえる太忠岳へと続く登山道もあります。見所の多いコースでもあるため、初めての登山の方でも、このヤクスギランドコースで山登りに慣れてきたら、ぜひ観光がてらこの日帰りコースも回ってみましょう。

屋久島のおすすめのトレッキングコースは?

屋久島でおすすめのトレッキングコースは、登山歴に応じて4コースあります。大体の目安として、ご自身の登山歴や体力などと相談しながら、どのコースを選ぶのかを決めましょう。

白谷雲水峡3コース【初めての方~中級者】

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(画像=フリー写真素材ぱくたそ、『暮らし〜の』より引用)

白谷雲水峡は、宮之浦川の資料である白谷川に広がる渓谷です。大雨によって浸食された花崗岩が作り出した太鼓岩をはじめ樹齢3000年を誇る弥生杉、映画で知られる苔むす森(旧もののけの森)など見どころが多い屋久島を代表する観光スポットでもあります。本格的な登山は体力的にちょっと心配という方におすすめの日帰りコースが3コースあります。

弥生杉コース【所要時間1時間、距離2km】

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(画像=Photo by jetalone、『暮らし〜の』より引用)

白谷雲水峡の入り口の管理事務所からスタートします。白たえの滝を見ながら、白谷川の美しい流れとともに進んでいきます。飛龍おとしと呼ばれる滝を越え、さつき吊橋との分岐を弥生杉へ進むと、樹齢3000年の大木が現れます。この大木の周囲をめぐり、登山道のとおりに管理事務所へと戻っていきます。所要時間1時間程度、距離はおよそ2kmです。小学生ぐらいの子連れでトレッキングされた方もいらっしゃるので、体力が心配な家族との日帰りハイキングにもおすすめ。

奉行杉コース【所要時間3時間、距離4km】

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(画像=Photo by jetalone、『暮らし〜の』より引用)

江戸時代に伐採を見回りに来た奉行が休憩したとされる奉行杉を見学する日帰りコースです。入り口から弥生杉の分岐をさつき吊橋へと進み、二代大杉、三本足杉、びびんこ杉、三本槍杉、奉行杉を経由します。この辺りは増水時には注意が必要です。二代くぐり杉からくぐり杉と観光ポイントでもある自然の造形美を満喫しながら、楠川歩道を経由して戻っていきます。

太古岩往復コース【所要時間4時間、距離5.6km】

このコースは、奉行杉コースのくぐり杉から、シカの宿、七本杉、旧もののけの森である苔むす森、などを経由し、太鼓岩まで行って戻ってくるコースです。途中の大株歩道から縄文杉の方まで続くトロッコ道路となります。なお、この太鼓岩コースの所要時間はだいたい4時間で、白谷雲水峡の観光の見所が盛り込まれたコースとなっているため、ぜひ体力がある方はこちらのコースを選びたいです。太鼓岩からの絶景は、このコースの最大の見どころで、天気がいい日の展望は筆舌に尽くしがたいほどです。

縄文杉コース【中級者~・所要時間9時間~】

【初めてでも安心】屋久島のトレッキングガイド!準備物やおすすめのコースをご紹介!
(画像=Photo by Travel-Picture、『暮らし〜の』より引用)

縄文杉を訪れるこちらのコースは、往復で9時間以上かかるコースとなります。体力がある方は日帰りのコースとなりますが、体力がない方は日帰りではむずかしいかもしれません。ただ、屋久島を訪れたからには縄文杉をどうしても見たいという方は多いので、このコースの前にいろいろなコースで山登りの練習をしておくことをおすすめします。山登りが初めての方でも体力があれば縄文杉まで行くことは可能ですが、本格的な登山コースとなるため、体調を整えてから臨みましょう。

観光の見所は?

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(画像=Photo by Kabacchi、『暮らし〜の』より引用)

縄文杉コースは、荒川登山口からスタートするのが一般的です。かつて山中で伐採した木々を搬出するのにつかわれていたトロッコ道を8kmほど歩いていきますが、このトロッコ道がなかなかの曲者で、歩きにくくハードです。ただ、このトロッコ道もこのコースの見所となりますので、しんどいだけではなく楽しみながら進みましょう。トロッコ道が終わると、見上げるとハートの形に見えるウィルソン株、迫力の大王杉、夫婦杉、縄文杉と、数々の観光スポットが続きます。縄文杉からは来た道を戻ります。

宮之浦岳縦走コース【中級者~・小屋泊】

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(画像=Photo by mako10、『暮らし〜の』より引用)

このコースは、淀川登山口から屋久島最高峰である宮之浦岳へと進み、縄文杉手前の山小屋で宿泊し、縄文杉から荒川登山口へと下りていくか、途中の分岐から白谷雲水峡へと下りていくコースです。日帰りではない分、装備も重くなるため、かなり登山慣れした方向けのコースとなります。山登りが初めての方は、たとえヤクスギランドなどで練習したとしても、かなりハードとなりますので、このコースはやめた方がいいでしょう。本格的な登山道ですが、道標がしっかりとあるため、迷う心配はありません。

観光の見所は?

【初めてでも安心】屋久島のトレッキングガイド!準備物やおすすめのコースをご紹介!
(画像=Photo by tsuda、『暮らし〜の』より引用)

このコースでは、標高1640mに位置する日本最南端の高層湿原である花之江河、岩とヤクザサの独特の景観の中、大パノラマが眼前に広がる日本最南端の百名山、宮之浦岳と、展望の美しい山道が続きます。さらに、屋久島ならではの縄文杉などの見所が続いていき、存分に屋久島を満喫することができるコースとなっています。体力のある方、宮之浦岳の主要な観光ポイントを見ながら山登りを楽しみたい方、ぜひ目指しましょう。