1. 男性の完全失業率

    次に、男性の完全失業率についても確認してみましょう。

    図3 日本 男性 完全失業率 年齢階級別労働力調査 より

    図3が年齢階級別の完全失業率です。

    15~24歳が極端に高く、55~64歳、25~34歳が高めの水準となっています。

    35~44歳、45~54歳、65歳以上はおおむね同じような低い水準で推移していますね。

    1990年代から2010年代まで3~6%の高めの水準でしたが、近年では3%前後となっています。

  2. 女性の完全失業者数

    続いて、女性の完全失業者数について眺めてみましょう。

    図4 日本 女性 完全失業者数労働力調査 より

    図4が女性の完全失業者数です。

    男性のグラフと同じような傾向ですね。

    日本 女性 完全失業者数 1970年 21万人 1980年 43万人 1987年 69万人 1990年 57万人 2000年 123万人 2010年 128万人 2019年 66万人 2021年 78万人

図5 日本 女性 完全失業者数 年齢階級別労働力調査 より

図5が年齢階級別のグラフです。

2002年のピーク時に最も多い完全失業者は25~34歳となっていて男性労働者の傾向とは異なるようです。

結婚や出産といったイベントで完全失業者となる人が増える年齢階級なのかもしれませんね。近年では35~44歳の年齢階級でも高い水準となっています。

逆に男性では高い水準の55~64歳の完全失業者数は少ないようです。

大変興味深い傾向ですね。