目次
後始末の手順も知ろう
失敗した焚き火から学んだこと

後始末の手順も知ろう

必ず消火確認

重曹

火が消えたのを確認したら、しばらくそのままにしておきましょう。焚き火台はとても高温になっているため、グローブをして持ったとしても、火傷してしまう可能性があります。

また、急いで消火したい場合に備えて、家庭用の重曹を準備しておくと焚き火を中断可能です。火が上がっている部分に重曹を振りかけることで、二酸化炭素が発生して消火します。

火消し壺があると便利!

火消し壺

火が上がらなくなったところで、火消し壺に燃え残りを入れて蓋をすれば真空状態になり、強制的に消火されるため安心です。焚き火台と同じく、燃え残りを入れた直後は、容器が熱くなりますので時間には余裕を持って片付けるようにしてください。

灰捨て場がないフィールドだった場合、火消し壺に入れたまま持ち帰り、燃えるゴミとして処理しましょう。

灰捨ては決められた場所でやろう

灰捨て場があるフィールドの場合、指定されている場所に燃え残りを捨てましょう。このときは必ず他のゴミと分別してください。自分が完全に消火していたとしても、灰捨て場で燻っている炭などがあるかもしれません。万が一、引火すると火災の原因となります。

撤収のポイント

【焚き火完全ガイド】わかりやすい焚き火のやり方②楽しみ方編
(画像=ライター撮影:来たときの状態に戻そう,『暮らし〜の』より 引用)

消火して、灰を捨てたら焚き火台を洗って収納しましょう。私の場合、焚き火台を水洗いせず乾いた布で拭き上げて、収納ケースにしまいます。水洗いする場合は、水分が残らないように完全に乾かしてから収納してください。濡れたまま収納すると、焚き火台が劣化する原因となります。

ギアを全部片付けて、自分の使用したサイト周辺の木屑や焚き火したときに弾けた薪の破片を掃除してからチェックアウトするようにしましょう。

失敗した焚き火から学んだこと

【焚き火完全ガイド】わかりやすい焚き火のやり方②楽しみ方編
(画像=ライター撮影:太い薪ばかりでなかなか着火できなかった,『暮らし〜の』より 引用)

斧やシースナイフを手に入れる前に、「とりあえず焚き火に挑戦してみよう!」と下調べせずにキャンプ場へ訪れました。持っていたのは焚き火台と折りたたみナイフ。「少しでも薪を削れたら、そこから着火できるだろう」と考えていましたが、燃え始めるまでに時間を必要としました。

バーベキューのときは、木炭をトーチバーナーで炙るとあっという間に火起こしが済むことから、簡単にできると考えていたのが間違いです。今ならわかりますが、薪と炭では含まれている水分量が異なるため、細薪にして表面積を増やし、燃えやすくしなければ点火できません。

【焚き火完全ガイド】わかりやすい焚き火のやり方②楽しみ方編
(画像=ライター撮影:雨のシチュエーション・薪が湿っていても順番を知ればこの通り,『暮らし〜の』より 引用)

失敗から気がついたことは、薪の太さのコントロールさえできれば必ず着火できます。実際に、雨の中で焚き火をしましたが、薪は水浸しの状態。薪を細くして、着火剤に点火すればいつもより時間はかかりましたが、徐々に燃え広がり安定した火力で焚き火を楽しめました。

【焚き火完全ガイド】わかりやすい焚き火のやり方②楽しみ方編
(画像=ライター撮影:小さいナイフはいろいろな用途に使えておすすめ,『暮らし〜の』より 引用)

キャンプやアウトドアを趣味にするかわからない人にとって、斧は使い所が限られてしまいますので、購入するか迷ってしまいがちです。初心者におすすめしたいのは、2,000円台から購入できて、薪割り以外にも使い道があるコンパクトなシースナイフを選んでみてはいかがでしょうか?自宅でも使えますし、他のアウトドア趣味が気になったときでも転用できます。