指示待ち人間
リモートワークは率先して行動をする、セルフスターター気質でなければ生産性が高まらない。結論として指示待ち人間がリモートワークをすると生産性を落とすだろうと思っている。
その理由を話す。上司が指示を出すまで何もしないビジネスマンは、何もしないアイドルタイムが長くなってしまう。オフィスだとちょっとしたスキマ時間に仕事を気軽に頼めることでも、リモートワークだと具体的に記述したり、必要なファイルの送受信が必要なので自分でやってしまう人もいるだろう。
上司が部下に対して生産性を高く仕事を振るには、かなりのマネジメント力を要する。そのため人によってはマイクロマネジメントになってしまうが、リモートワークでこれをすると部署全体の効率が落ちてしまう。
また「指示待ち人間」といっても仕方なくそうなってしまう人がいる。たとえば入社したばかりの新卒社員や転職したての社員がそうだ。彼らは入社したてで、右も左も分からない状態なので勝手に独断専行で仕事を進める訳にはいかない。そのため、必然的に先輩社員や上司の指示を待つことになる。
オフィス空間においては、先輩や上司は彼らに簡単な仕事をふったり、マニュアルを読ませている間に次の仕事を準備しておき、新人の様子を見ながら徐々に仕事を振るという光景はどこの職場でも見られるだろう。しかし、これがリモートワークになってしまうと新人の状態が可視化されなくなってしまい、難しくなる。人によっては「相手を暇にさせてはいけない」と仕事を過剰に振りすぎたり、その逆に何もしない待機時間が長くなりすぎたりしてしまう。
結論的に、リモートワークは組織やチームを俯瞰する視点を持ち、率先して自分の権限内の仕事をどんどん進められるセルフスターター気質の人でなければ難しいだろう。