スマホには防水機能があるものと、ないものがあります。防水機能の有無で価格も変わってくるため必要か不要か迷いますよね。どのような使い方をするとスマホに防水機能が必要になるのか紹介しますね。使うシーンが分かると不要か必要かもわかってきますよ。
スマホの防水とは
水や粉塵に強いスマホ

防水機能があるスマホはたくさんあります。実はガラパゴスケイタイ(ガラケー)と呼ばれている折りたたみ式の従来の携帯電話の頃から高い防水機能のある携帯電話は発売されていました。防水機能があるとどうなるかというと水や異物(ほこりや粉塵)などが内部に入りにくい、入らない構造になっているだけです。これだけですが、価格差もあるためユーザーによっては防水などの便利な機能は不要という方もいるでしょう。
防水や防塵は不要?必要?

スマホが主流になり日本の携帯電話はガラパゴスケイタイから世界共通のスマホというデバイスになったことで、海外のメーカーを含めいろいろな機種があります。防水機能だけで比べると、海外のメーカーは防水になっていないものもあり、安いです。防水機能や防塵機能が必要か不要か迷いやすいので必要になる場合を紹介しますね。使い方に当てはまらない場合は不要でもいいでしょう。
スマホの防水機能の見方
防水は2種類ある

少しアバウトですが、大きく分けると2種類の防水に分けられます。一つは雨や水道のように一定の方向から水がかかる状態を防ぐものと、もう一つは水の中に浸かった状態からスマホへの浸水防ぐもの。完全に水の中に落としてしまうと水没となり、修理代が高くなります。浸水とは雨や水道のように一部から水が入ってきただけとなり水没より安く修理できます。2種類の防水があることを踏まえて防水機能の見方について紹介しましょう。
IP○○が性能になる

防水性能を表すのはIP68のような数字です。スペック表などに防水機能があるスマホは必ず表示されています。IPの直後にある数字は粉塵に対する機能です。粉塵については後述します。2つ目の数字が防水性を表していますよ。水の中に短時間落としても(水没)しても問題ないとされるのは7以上です。詳しくは下記の表を参考にしてくださいね。数字が大きくなると性能もあがります。
防水性能の違い

IPX4 | 方向問わず水の飛沫で影響を受けない |
IPX5 | 方向問わず水の直接噴流でも影響を受けない |
IPX6 | 方向問わず水の強い直接噴流でも影響を受けない |
※4以下は省略しています。IPX5、6は噴流に対する防水機能となり、後述するIPX7、8とは少し異なります。IPX7、8でもIPX5または6の記載がないと噴流だと浸水する可能性がありますよ。
完全防水
IPX7 | 水中でも浅い場所で短時間なら水が浸入しない |
IPX8 | 7よりも強い防水性(メーカーによって異なる) |
記載がなかったりIPX0という場合は防水になっていないかテストをしていないということです。IPX8は7よりも高い防水機能ですが、メーカーが自由に条件を決めてテストできるため同じIPX8のスマホでも、水深や耐久時間(浸水するまでの時間)など性能が異なる場合があります。また防水機能はIPX7、8とIPX5と6共に表記されていると噴流、水没にも対応できより効果的に水の浸水を防いでくれます。