登山リュックの正しい背負い方は、ウェストベルトやショルダーベルトなど各パーツのベルトの調整が決め手です。特に重要なのがウェストベルトですが、調整の他に締める位置も大切なポイントになります。登山リュックの基本的な背負い方に加え、上手な荷物の詰め方もご紹介します。

目次
リュックは正しく背負うと山歩きが楽に!
登山リュックのパーツごとの名称と機能

リュックは正しく背負うと山歩きが楽に!

登山リュックの背負い方ガイド!ベルトの調整方法や、荷物の詰め方のコツも解説!
(画像=Photo byzapCulture、『暮らし〜の』より引用)

荷重が身体の一か所に集中すると次第に疲れが溜まる原因になるため、登山リュックの正しい背負い方のコツは荷重を分散させることです。荷重は、登山リュックの各パーツのベルトを上手に調節することで分散させることができます。

登山リュックの正しい背負い方は、体力が少ない女性も身体への負担を減らして楽に山歩きを実行できるテクニックといえるでしょう。ぜひいろいろチェックしていただき、山歩きのご参考にしてください。

登山リュックのパーツごとの名称と機能

①荷室とポケット関係の名称

登山リュックの背負い方ガイド!ベルトの調整方法や、荷物の詰め方のコツも解説!
(画像=Photo byrottonara、『暮らし〜の』より引用)

登山リュックの正しい背負い方をご確認する前に、登山リュックの名称についてご紹介します。主な各パーツの名称は、登山リュックの上部から順番に述べると以下のとおりです。

雨蓋(トップポケット)・フロントアクセス(無いものも有り)・フロントポケット・メインコンパートメント・サイドポケット・ウェストベルトポケット・ボトムスコンパートメントとなります。

②ベルトとバックル類の名称と機能


続いて登山リュックの背負い方で重要な、ベルトやバックル(留め具)の名称と機能、使い方についてご紹介します。ベルト類で特に重要な部分は次の4つです。

登山リュックの荷重を腰で支える「ウェストベルト(ヒップベルト)」、登山リュックを背負うときに肩に掛ける「ショルダーベルト」(調整するのはショルダーストラップ)です。そして登山リュックを背面に沿わせる「リフターベルト」、ショルダーベルトが外側に開くのを防ぐ「チェストベルト」があげられます。


他のベルト類

正しい背負い方をするためのベルト類は、他に以下のものがあります。しかし登山リュックの種類によって付属されていないベルトもあるため、購入前にしっかり確認してください。

登山リュックを背中から下ろすときに手で持つ「グラブループ」、重心を背中に寄せる「コンプレッションストラップ」、登山リュックの前面下部にあるループ状の「スリーピングバッグストラップ」、同じく下部にある小さめのループ「アックスホルダー」(ピッケルなどを固定させる)など。