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足がつるのを予防するといわれる食べ物
食べ物だけじゃない!足がつる場合の対策法4選

足がつるのを予防するといわれる食べ物

足がつるのにはいろいろなケースがあることがわかりましたね。その中で自分で意識して予防できるのが水分不足とミネラルバランスです。この原因を取り除くためには食べ物による予防法がよいといわれています。

足がつるの予防効果がある食べ物にはどのようなものがあるのかご紹介していきましょう。

食べ物で足がつる予防1.バナナ

足がつるのを治す食べ物とは?原因と効果的な4つの予防・対策方法も大公開!
(画像=Photo bySecurity、『暮らし〜の』より引用)

足がつるのを防いでくれる食べ物として一番引き合いにだされるのがバナナではないでしょうか。バナナに多く含まれるミネラルはマグネシウム・カリウム。

マグネシウムは筋肉を含む体の疲労回復を促す見るラル。マグネシウムは体内のナトリウム(塩分)濃度を調整してくれる働きがあるミネラルとして知られています。バナナだけでなくこれらのミネラルが含まれている食べ物であれば同様の効果が期待できるでしょう。

バナナと似た効果のある食べ物

マグネシウムは納豆やわかめなど海藻類・ごまといった食べ物に多く含まれています。そのほかほうれん草・小松菜といった緑黄色野菜もマグネシウムが豊富な食べ物がたくさんありますので、野菜は積極的に取りたい食べ物といえるでしょう。

カリウムは夏野菜や果物に多い

一方バナナからとれる足がつるのを予防するのに必要なミネラルにカリウムがあります。カリウムは意外といろいろな食べ物から取りやすい栄養素。というのも多くの夏野菜や果物にほとんど含まれているからです。

バナナは通年流通されていて手軽に食べられる食べ物ということでよくおすすめされますが、カリウムだけの面で見れば柿は特にカリウムが多い果物といわれ昔から柿が赤くなると医者が青くなるといわれるほど健康によい食べ物の筆頭と考えられてきました。

食べ物で足がつる予防2.乳製品

足がつるのを治す食べ物とは?原因と効果的な4つの予防・対策方法も大公開!
(画像=フリー写真素材ぱくたそ、『暮らし〜の』より引用)

牛乳やチーズなどの乳製品に多く含まれているミネラルはいわずもがなカルシウムですね。カルシウムは足がつるのをどうして防いでくれるのかというと、このミネラルが筋肉の収縮に影響を与える栄養素だから。

足がつるおおもとである神経伝達の部分に深く関わってくるミネラルこそこのカルシウムといわれています。

乳製品と似た効果のある食べ物

カルシウムは人の大切な骨の部分にも関わってきますので、カルシウム不足で取りたい食べ物はみなさんもよくご存知でしょう。割合が高くて手軽に取れる食べ物は乳製品ですが、このほかにも大豆(大豆製品)や小魚といった食べ物にも多く含まれるのは見逃せません。

おやつににぼしをかじる・朝食に納豆や豆腐の味噌汁などをいただくなど和食の食事を取るようににするとカルシウムが摂取しやすいといわれます。

食べ物で足がつる予防3.ナッツ類

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(画像=Photo bystevepb、『暮らし〜の』より引用)

ナッツ類はマグネシウムが多く含まれるため、バナナと同じ理由で足がつるのを予防する食べ物となっています。

食事には頻繁には使いにくい食材ではありますが、おやつやおつまみとしてコンビニなどでも小分け商品が手に入りやすく小腹がすいた時にちょっとつまめる便利な食べ物です。

ナッツ類の中でもマグネシウム量が多いのは

ナッツの主なミネラルはマグネシウムということで、ほかに似た食べ物はバナナの欄をご参照ください。ここでは、少しだけ趣向を変えてナッツの中でも特に効果的にマグネシウムが摂取できるマグネシウム含有量が多い種類ベスト3をご紹介します。

1位がかぼちゃの種。ローストと生がありますがどちらも同じ。お菓子などで使われる食材なので工夫して摂取してみましょう。2位がアーモンド。人気のナッツのひとつですので流通も多く手に入りやすいのが魅力。3位はカシューナッツという結果でした。

食べ物で足がつる予防4.豚肉

足がつるのを治す食べ物とは?原因と効果的な4つの予防・対策方法も大公開!
(画像=フリー写真素材ぱくたそ、『暮らし〜の』より引用)

ミネラルではないのですがビタミンB群も筋肉疲労をやわらげ、足がつるのを予防する効果のある食べ物といわれます。ビタミンBといえば摂取しやすい食品のトップは何といっても豚肉でしょう。

動物性のタンパク質も取れるのでスポーツをされる方には特に喜ばれる食材ではないでしょうか。タンパク質はミネラルを運ぶのにも使われますので、ほかの食材と合わせることでさらに効果が期待できる食べ物です。

豚肉と似た効果のある食べ物

ビタミンB特にB1が多い食材は、魚類・豆類・穀物系です。どれも種類が選べて比較的手に入りやすいものばかりですので、お好みに合わせて調理して毎日バランスよく食事に取り入れるのが容易でおすすめとなっています。

また余談ではありますが口内炎ができやすい人もビタミンB1不足である場合があるので、足がつることが多い場合も。口内炎ができたらビタミンB1不足を疑ってみてください。

食べ物で足がつる予防5.玄米

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(画像=Photo byPublicDomainPictures、『暮らし〜の』より引用)

ビタミンB1の取れる食材で穀物類がでてきましたが、中でも優秀なのが玄米です。白米にもビタミンBが含まれるのですが精米してしまうことでその含有量は大きく減少するため、足がつる予防のためには主食を玄米にチェンジしてみるのも効果的といわれています。

玄米と似た効果のある食べ物

玄米のほかにはライ麦であったりぎんなん・雑穀類がビタミンB1が摂取できる食べ物としてあげられます。パン食の方はライ麦パンにシフトする、秋の旬の季節にはぎんなんを入れて茶碗蒸しなどもいいですね。どれもたくさんは取れませんがいろいろな食材を少しずつ摂取するのがおすすめ。

また玄米よりも少し食べにくい場合もありますが雑穀には玄米以上にビタミンB1が含まれるものも多いため、食べられる方なら雑穀ごはんにすればさらに効果的な食事になるでしょう。

食べ物だけじゃない!足がつる場合の対策法4選

足がつるのを何とかしたいと考えたとき、食べ物だけでなくほかにも日常生活でちょっとした行動を見直すことで、足がつるのを防げることもあります。ここでは足がつるときに試してほしい対処法を4つに分けてご紹介しましょう。

足がつる対策法1.体をあたためる

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(画像=Photo byFree-Photos、『暮らし〜の』より引用)

足がつるのは筋肉の収縮がうまくいっていないというご説明をしましたね。これは筋肉疲労や食べ物からの栄養が足りていないだけでなく、そのときの環境に左右される場合もあります。

足がつる環境のひとつそれが気温です。気温が低い場所で生活しているうちに体温が下がると血流がわるくなります。そのため筋肉が萎縮して足がつるんですね。

就寝中の冷えにも注意

足がつりやすい人の多くが経験したことがあるものに、就寝中に足がつって痛さのために目がさめたという症状があります。これにもいくつか理由があるのですが、主に朝方気温が下がり体が冷えて足がつるというのがお決まりのパターンです。

これを対策するには足首までをしっかり覆うようなパジャマや寝間着を選ぶ・冬であればタイマーでファンヒーターやエアコンを室温が下がりやすい朝4-5時くらいから動き始めるようセットしておくのも効果的な方法です。

足がつる対策法2.適度な運動

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(画像=フリー写真素材ぱくたそ、『暮らし〜の』より引用)

運動による筋肉疲労で足がつると解説しましたが、逆に運動不足でも筋肉が萎縮しやすくなったり必要なときに腱紡錘が働いてくれにくくなります。

運動はしすぎてもしなくても足がつる原因となります。体に無理がかからない程度の運動は足がつるのを予防する面だけでなく、健康のためにも必要なことですので積極的に自分の毎日の行動に組み込んでいってください。

足がつりやすい運動・水泳に注意

適度な運動は大切ですがそのあとのフォローも必要です。特に体温よりも低い水中でおこなうスポーツである水泳は体を冷やして足がつる要因となってしまいます。

水泳だけでなく汗をかいた後によく拭かずそのまま放置するのも水泳と同じ。体温が下がると足がつるというのも先程ご説明しましたね。運動後や途中でも汗など水分はできるだけこまめに拭き取る・水泳後に温かいシャワーや風呂で体を温めるのも対策となります。

足がつる対策法3.水分のとり方

足がつるのを治す食べ物とは?原因と効果的な4つの予防・対策方法も大公開!
(画像=Photo by926663、『暮らし〜の』より引用)

スポーツの時や睡眠前後は不足しがちな水分補給をしっかりしましょう。水分が不足すると足がつるという理由もご説明しましたが、何も考えずにがぶがぶ水分補給をすればよいというわけではありません。

ナトリウム濃度のことも考え、汗をかいたり長時間水分を取れないというときはその前後にまず何か飲み物を飲む習慣をつけるとよいですね。

足がつる対策法4.エアコンの使用方法

体内の水分と体の冷え両面で考えて使いたいのがエアコンです。朝方の冷え対策としてもタイマーセットでき室温調整が楽なエアコンは役に立つ家電ではあるのですが、使いすぎると逆効果な場合も。

人は呼吸するだけでも体内の水分を減らします。快適な室温の部屋だとそのことを忘れて水分摂取がおろそかになったり、夏場でも部屋を冷やしたままでついうたたね。体が冷えて足がつるというのは悪いエアコンの使い方例で気をつけたいことです。