クロアチア戦の難しさ

史上初のW杯ベスト8以上を達成するには、日本は次戦でクロアチアに勝たねばならない。

クロアチアはルカ・モドリッチを筆頭に中盤の構成力が非常に高く、経験値や総合力ならば日本より上だ。また、守備のバランスが良く、グループリーグでは3試合で1失点と堅守を誇る。ドイツやスペインのようなネームバリューはないが、献身性もプレーの強度も高く、スピードをいかした速攻以外の攻め手を欠く日本としては戦いにくい相手だろう。

ただしクロアチアはグループリーグ3試合をほぼ同じスタメンで戦っており、前半を同点以上で終えれば、日本は多彩な控えメンバーを駆使できる。勝機は十分。どちらが先手を取るかが、勝敗に大きな影響を与えることだろう。難敵を退け、日本代表が初のベスト8を達成することを強く願っている。