目次
水没したスマホを乾燥させる方法
水没したスマホ/やってはいけないこと
水没したスマホを乾燥させる方法
冷蔵庫
水没したスマホを乾燥させる方法として冷蔵庫に入れるというものがあります。確かに冷蔵庫は中の水分を除湿しています。しかし、ひとつ気になるのは冷やされたスマホを外に出したときにおこる「結露」です。
メガネをかけている人がクーラーの涼しい屋内から気温の高い外へ出た瞬間にメガネが曇ってしまうあの現象です。冷たいジュースを買うと次第にその周りに水滴がつくのも同じことです。
スマホの中身が真空でもないかぎり(少なくとも水が入る隙間があることから考えて)結露の心配があります。冷蔵庫での乾燥は自己責任でおこないましょう。
テレビの上
テレビの上は生暖かい状態にいつもあります。中の水分も蒸発しやすくなります。あまり高温になるとドライヤーと同じ心配がありますが、生暖かい程度のテレビの上なら乾燥を助けてくれる働きがあると考えられています。
乾燥剤
水没したスマホは、外側の水を素早く拭き取って乾燥剤と一緒にジップロックなどに入れておくのが良いとされています。乾燥剤は、お菓子の袋に入っているようなもの。シリカゲルなどと呼ばれるものです。
米で水没スマホが治ったというのは、この乾燥剤の代わりを米がしてくれていたということになります。
水没したスマホ/やってはいけないこと
電源を入れる
水が入ったことにより、普段は電流が通電しない場所にも流れる恐れがあります。基盤がショートしてしまったらもうそのスマホは直すことができません。水没したら絶対に電源を入れないようにしましょう。
充電する
充電も電源を入れるのと同じで内部に水が入っていると基盤がショートしてしまう可能性が高いです。
「電源が入れられないならせめて充電するかどうか確かめたい」という気持ちはわかりますが、充電も電源を入れるのも同じことと考え、スマホが水没したら避けたい行動であると覚えておきましょう。
振る
「中に水が入ったなら外に出せば良い」そう考える人もいるでしょう。しかし、これは逆効果です。中の水が広がってしまって被害にあっていない部分まで水に濡れてしまって被害が広がる可能性が高いです。
ドライヤー
スマホが水没したらドライヤーを掛けるといっている人もいますが、ドライヤーをかけたため防水携帯の中に逆に水が入ってしまったという例もあります。
防水携帯の裏側の蓋はテープで固定されているものがあり、テープの粘着は熱を加えることにより粘着剤が溶けて剥がれやすくなります。要するに、せっかくの防水携帯なのにその剥がれかけたテープの隙間から水が入ってしまうということに繋がります。