釣り方とコツ

今更説明不要であろうが、釣り方は足元から数m先に投入し、イトふけを取った後、1~2回竿を軽くシャクるという寸法である。また、釣果を伸ばすため、常にサビキをコマセの煙幕の中に入れることと、まめに竿をサビく(軽くあおる)ことを意識している。

早々に本命イワシ登場

開始早々アタリがあった。狙い通りのカタクチイワシである。その後も、1投毎に食ってくるものの、すぐには食ってこないし、食っても1匹か2匹となかなか渋めである……。色々とタナをかえてみるが、逆に食ってこないこともあり、少なくとも大きな群れは入ってきていないようだ。

オマツリ連発

それならば、と追い食いを狙ってサビキ続けると……おっ、4匹!待望の多点掛け!と思いきや……何とオマツリ!しかも途中で2匹が落ちて、たったの2匹に。

気を取り直して再投入し、今度こそ多点掛け成功!と思いきや……またもやオマツリ(泣)。ほどくのにかれこれ10分以上も時間を浪費した挙句、やむなく仕掛けを交換することに……。なんとも痛い時間ロス!20匹も釣っていないのに、時間は既に6時を回っていた。

千葉・検見川浜突堤サビキ釣りでイワシ50尾 米ぬかコマセでコスト削減早々にイワシが登場(提供:TSURINEWSライターこずろふ)

作戦変更

どうやらオモリを軽くしすぎていたのがまずかったようだ。オモリを2号から5号に交換し、多点掛けも狙わずに1匹ずつ手返しよく釣る作戦に変更することとした。すると、それが功を奏したものと思われ、順調に数を伸ばしていくこととなった。

混み合う釣り場

午前6時30分を回ると徐々に釣り場が混雑するようになってきた。周囲には、若者や子供連れの親子が次々に入ってくる。駐車場は午前7時30分からなのに、彼らはどこに車を停めているのだろうか。それとも時期によっては、早めに駐車場に入れるのだろうか。

今日は元々渋いこともあって、新参者の彼らは苦戦しているようだった。脇で順調に釣果を伸ばす筆者。それを見たちびっ子達が、「すごい!あの人だけさっきからずっと釣れてるよ!」と称賛ちょっぴり嬉しい反面、たかだかカタクチイワシということで、逆に恥ずかしくもある複雑な気分だ。

ハリのサイズも重要

隣では、明らかに初心者と思しき茶髪の若者たちが釣れないと愚痴をこぼし、タバコをふかし始めた。「若者よ、それじゃぁハリが大きすぎてカタクチイワシの口に入らんだろう」。そう思いはするものの、心を鬼(?)にして、助言はしない。「若者よ、助言をしないのは、決してタバコをふかすその態度を快く思っていないからではないぞ。何事も自ら原因を探り、仮説を立ててトライ&エラーを繰り返すのが大事なのだ(笑)」。