簡単にできる折れた穂先の修理法
穂先の折れた釣り竿を修理する方法
穂先(ティップ)部分は細いので、ラインが絡んだりしてすぐに折れてしまう部分です。竿の長さは変わってしまいますが、折れた部分を捨てて新しくティップを付け直すことにより比較的簡単に修理することができます。
釣り竿のティップ交換修理の手順1.
穂先が折れた場合は、元の先端部分はもう使えません。交換用に新しい替え穂先を用意してそれと取り替えてください。手順の最初は折れた部分の近くのガイドを取り外すことからはじめます。
ガイドが付いていると新しいティップパーツを取り付けるのに邪魔になるためです。しっかり竿に接着されていますので、カッターなどを使いできるだけこそげ落とします。
釣り竿のティップ交換修理の手順2.

全体のガイドのバランスを考えると、先程取り除いたガイドが付いていた部分から先を取り除いてしまった方が竿として使いやすいです。ガイドが付いていた位置から竿をカットして、切り口をやすりでならしてください。
そのあと切り取った竿先から、必ず少し下の径を測ってサイズの合う替え穂先を購入して交換します。竿の径を測るのには、ノギスがあると便利です。
ルアーロッドの維ぎ修理の方法
ロッドが途中からぽっきり折れた時の修理
釣り竿が折れるのは細い穂先の部分だけとは限りません。釣り竿が真ん中から折れた場合でも維ぎ補修という方法をすれば、元通りとまではいきませんが、使えるレベルに修理することができます。
竿維ぎ修理の手順1.
竿維ぎ修理は中に芯となるロッドを入れて接着することで折れた竿を使えるようにする方法です。用意した芯の半分の長さの位置まで、片側に入るようにやすりで削ってフィットさせます。それを両側分繰り返して芯の準備ができたら接着です。
2液式の接着剤を使ってしっかりと芯材と折れたロッドを固定します。つなぐロッドの上下のガイド位置がまっすぐになっているかよく確認してマスキングテープで固定、1日置いて十分硬化させてください。
竿維ぎ修理の手順2.

接合部分がそのままだとがたがたしているので、やすりで削り糸やカーボンを巻いて見た目もよく仕上げます。細いロッドであればスレッドを、太いルアーロッドであればカーボンロービングで巻きエポキシ液を染み込ませこちらも時間を置いて竿にしっかりと貼り付けてください。
竿維ぎ修理の手順3.
最後は全体的に見て膨らんでいないか、修理部分が目立ちすぎないか修正していきます。やり方は紙やすりを使って平らにし、色が気になる人は上から塗装をしたり、それも面倒な人は黒い油性マジックで塗るだけでも違和感は少なくなるのでお試しください。
やすりをかけすぎるとせっかく修理しても強度がもろくなってしまうので、かけすぎないよう平らに近くなる程度でやめておくのがおすすめです。