運動、コミュニケーションと癒し
今回の調査で、悲しみや喪失を癒すためには、「歩くこと」と「コミュニケーション」が効果的であったということが分かりました。
水泳やジョギングなど、無心になって汗を流すことは、安眠や食欲増進にも繋がり、結果的に心が浄化されていくといわれています。巡礼旅は、ひたすら歩き続ける事で、行動としてのセラピーになっていたのです。
また、四国八十八ヶ所巡礼では、多くの地元の人々からお接待を受けたり、巡礼者同士の交流があったりします。見ず知らずの人であれば、心の奥底にある、家族や友人にも誰にも言えない悩みや秘密を打ち明けることができると思います。スペインのサンチャゴ巡礼においても、信仰というよりも地元の人々や巡礼者同士のコミュニケーションが巡礼の動機になっていると聞きます。コミュニケーションすることで、心のデトックス、カタルシス効果になって、スッキリして生きるチカラをチャージできるでしょう。

(画像=『たびこふれ』より 引用)
四国八十八ヶ所巡礼の旅は、自己との対話を可能にする思考空間を創ることで、心と体にたくさんの恵みを与えてくれます。必ずあなたの悲しみや喪失感を癒してくれることでしょう。
文・写真・石井亜由美/提供元・たびこふれ
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