グリーフセラピーとは
私はカラーセラピストとして活動していますが、その中で「心の癒しの旅」の研究もしています。東洋大学の大学院で、「グリーフセラピーとしての巡礼」というテーマで、四国八十八ヶ所の巡礼旅を研究しました。
グリーフセラピーとは、悲しみや喪失を癒すこと。愛する人の死や仕事や恋愛、人間関係の喪失、社会で認められにくい喪失(ペットロスや病気で肉体の一部を喪失するなど)は、日本に限らず世界共通の苦悩です。
グリーフセラピーとしての巡礼

(画像=『たびこふれ』より 引用)

(画像=『たびこふれ』より 引用)
外国人の巡礼者は、長いバカンスを利用して、1回の旅で88ヶ所を巡る人も多いようです。しかし、日本人はなかなか仕事などで時間が取れない人が多いでしょう。そんな方には「区切り打ち」がおすすめです。「区切り打ち」とは、定期的に四国に訪れて数ヶ所を巡り、いずれ88の寺院を達成する巡礼方法です。
区切り打ちで何度も巡礼に出ることで、現在抱えている悩みや悲しみを一旦置き去りにして、悩みの解決方法や、今後の自分の方向性を考える最適な空間を作り出すことができます。その際、ひとりで巡礼するのがいいですね。孤独な時間を持つことで、日頃気づくことができない真の自分が求めている願望ややっておきたいことが浮かんでくるのではないでしょうか。