目次
自作二次燃焼装置の準備
自作二次燃焼装置を焚き火台で作る方法
自作二次燃焼装置の準備
二次燃焼ストーブのすぐれたところがわかったところで、早速自作の方法を解説していきます。まずは自作するのに必要な準備からご覧ください。
自作二次燃焼装置の材料
![手持ちの焚き火台でDIY、二次燃焼ストーブの自作方法を解説!構造が分かれば簡単!](https://cdn.moneytimes.jp/400/400/OCrfVsuxOecpNxmWLAwygzlePfInSzPA/ad46b85a-8c26-4e94-9540-a7f73e57e9f2.jpg)
まずは自作で二次燃焼ストーブを作るための準備からご説明します。まずなくてはならないのが焚き火台です。下から上へと空気の流れを作るための二重壁を作るための焚き火台があることが大前提となります。
それに合わせて新たな壁を作るためのステンレストレーや薪と灰を分別するために下に入れる網もご用意ください。これら自作材料は100均やホームセンターで焚き火台のサイズに合わせて探してみるとよいものが見つかるでしょう。
あれば金属加工用工具もあると簡単だが
手持ちの焚き火台のサイズに合わせて自作していくことになるので、購入したトレーや網をカットすることも必要になります。金属用のカッターやドリル・ドリルビットなどもあるとよいですね。
簡単な金属加工は工作工具がなくても可能
この作り方では金属をカットしたり穴あけをする作業となりますが、釘やドライバーと金づちで穴あけはできますし、たくさん穴を並べて開けて何度も折り曲げることで金属カットも軽々自作できます。
特別な金属加工工具があれば美しく仕上がりますが、どうしても用意できないという方は無理して購入しなくても作ることは可能です。
金属を加工して焚き火台を二次燃焼式に自作しよう
今回は手持ちの焚き火台を改造して二次燃焼ストーブにするのが目的ですので、焚き火台の種類は問いません。それに合わせた金属板などを内側に加工していくことで、簡単に二次燃焼構造を作っていきましょう!
壁固定にペグを利用するアイデア
壁の固定はあるものを利用してキャンプらしさを
内側の壁用に使った金属トレーはそのままだとぐらぐらしたり倒れてしまうこともあります。こちらの作り方ではテントやタープを紐固定するために使うペグを使って外側の壁にしっかり固定しているのにご注目ください。
キャンプギアらしさが光る素晴らしいアイデアですね!固定方法も穴を開けてワイヤーで留めるなど、いろいろな方法があるでしょう。ご自分の手持ちの焚き火台に合わせて、アレンジしてみるとよいですよ。
自作二次燃焼装置を焚き火台で作る方法
自作二次燃焼装置の作り方1.
自作手順その1は焚き火台のサイズに合うトレーをまずは高さを揃えるためにカットしたり、空気が出る穴を開けるなど加工していくことからとなります。
トレーには厚みがありますが外壁と内壁の間に空間ができるよう設置したいことと、上方に縁が必ずきてそこに穴が並ぶように意識して、上下を間違えないよう作業しましょう。
トレーの加工のやり方と枚数
トレーは高さだけでなく上部には空気が出る穴を規則的に開けてください。また下方は焚き火台の穴にあわせて同様の穴を開けることも忘れずにおこないましょう。切り口で怪我をしないよう、ペンチなどを使って内側に向けて曲げておくと更によいです。
焚き火台の壁面4角なら4枚それ以上であれば枚数分内側の壁用のトレー加工をしてください。
自作二次燃焼装置の作り方2.
灰を下に落とすために網を加工する
![手持ちの焚き火台でDIY、二次燃焼ストーブの自作方法を解説!構造が分かれば簡単!](https://cdn.moneytimes.jp/400/400/DXbSyjucznYffEsaKBIPQHnwenLUeWbp/e07da81e-e48a-43f9-a142-874cd716c48e.jpg)
二次燃焼焚き火台は、通常の焚き火台よりもたくさん薪や炭を燃やすことになるので灰の掃除が随時必要となります。下に灰が貯まると潤滑な高温の空気の流れが阻害されてしまうので、このための灰を落とす装置も自作しましょう。
自作仕方は簡単で市販の焼き網などをコの字型に曲げて、焚き火台の下に設置するだけです。これは薪や炭が下に落ちなければ、必ずピッタリである必要はありません。
網加工で注意すること
網は内壁の中に設置します。コの時に曲げる時も外壁の寸法で曲げてしまうと入らなくなってしまうでしょう。必ず内壁の中に収まるように曲げ作業をしてください。
硬い机の角などを利用して傷つけないよう注意しながら、当てた網を体重をかけて下に押すことで直角に曲げることができます。
自作二次燃焼装置の作り方3.
トレーと網を焚き火台に入れる
![手持ちの焚き火台でDIY、二次燃焼ストーブの自作方法を解説!構造が分かれば簡単!](https://cdn.moneytimes.jp/600/400/ZktpjgUOzMMDlxNqcJOKrSHxhKudleDG/f47b4252-8c34-488b-98f8-d80e577b489a.jpg)
自作二次燃焼装置付きの焚き火台の最後の行程になります。金属トレーと網の加工が終わったら、あとは組み合わせていくだけです。このときトレーの上下や網の大きさチェックをしてください。
必ず下から空気が入って上方で燃え残りのガスに着火するようにしないと、うまく二次燃焼してくれません。自作の二次燃焼焚き火台を作るための大事な構造となりますので、最後まで気を抜かずに組み立てていきましょう!