目次
釧路の魅力2:石川啄木の資料館「港文館」
釧路の魅力3:釧路発祥の地にある米町公園

釧路の魅力2:石川啄木の資料館「港文館」

道東一の都会!釧路の中心部を散策!歩いて回れる見どころとおすすめグルメを紹介!
(画像=『たびこふれ』より引用)

幣舞橋からみて南西の場所にあるのが港文館(こうぶんかん)です。レンガ造りの建物はかつて存在した旧釧路新聞社の社屋を復元したもの。

正式名称は大町地区港湾休憩所として、港湾関係者の休憩場所ですが、それとは別に、歌人・石川啄木(いしかわたくぼく)の資料を展示する役目もあります。

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(画像=『たびこふれ』より引用)

石川啄木に関する資料は建物の2階にあります。啄木は岩手県出身ですが、新聞記者として釧路に来ました。啄木は当初札幌や小樽で活動していましたが、啄木の才能を見抜いた、釧路新聞(現:北海道新聞社)の社長だった白石義郎の計らいで釧路に来ました。

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(画像=『たびこふれ』より引用)

啄木が到着したのが、1908(明治41)年1月のこと、事実上の編集長として紙面を任されます。釧路滞在中は地元釧路の芸妓の小奴と親交を結ぶなどしましたが、東京から遠く離れた釧路で記者生活を続けることに焦燥を募らせてしまい、結局3か月ほどで釧路を後に、東京に向かいました。

このように啄木が釧路で活躍したのは本当に短期間だったのですが、小奴のことも含めて驚くほど多くの資料が残され展示されています。また階部分は喫茶室と売店があります。

道東一の都会!釧路の中心部を散策!歩いて回れる見どころとおすすめグルメを紹介!
(画像=『たびこふれ』より引用)

港文館だけでなくその周囲にも啄木の足跡が残っていました。港文館から南西方向に歩いていくと、啄木が釧路時代に住んでいた石川啄木下宿跡があり、そこから一本南に行けば啄木ゆめ公園があります。

啄木ゆめ公園は芝生に覆われた小さな公園で、中には啄木が呼んだ歌碑がいくつか残されています。

釧路の魅力3:釧路発祥の地にある米町公園

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(画像=『たびこふれ』より引用)

石川啄木の足跡が残るエリアからさらに西方向に歩いていくと、米町(よねまち)公園があります。ここは釧路発祥とされる米町という場所。当初は児童公園を造る予定でしたが、公園区域が変更となり最終的には歴史公園として整備されました。これは釧路市内唯一の利用目的や立地が制限される特殊公園です。

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(画像=『たびこふれ』より引用)

米町公園は高台にあり、そこから釧路港の様子が一望できます。また敷地内には石川啄木の歌碑が多数あります。直ぐ近くには釧路最古の木造民家があり、現在は米町ふるさと館として、古い町並み写真や啄木に関する資料が展示しています。

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(画像=『たびこふれ』より引用)

米町公園のいちばんの魅力は、米町展望台です。灯台の形をした展望台で、上まで行くと釧路港はもちろん、天気が良ければ日高山脈や斜里岳、摩周岳といった山々が見渡せます。

そのほか公園内のトイレは、共楽座の外観をモチーフにして作られました。この共楽座とは、明治から大正にかけて釧路に存在した劇場の名前です。