アウトドアだけでなく、おうちの料理にも使えるスキレット。そんなスキレットに錆びが出てしまったことはありませんか?錆びたスキレットの錆の落とし方だけでなく、使用後に洗剤を使ってはいけない理由や、シーズニングの方法もご紹介します。

目次
スキレットに錆びが出てしまったら?
シーズニングはどうやればいい?

スキレットに錆びが出てしまったら?

錆びが出る原因は?

錆びたスキレットはたわしで復活!賢いお手入れ方法&洗剤を使わない理由も解説!
(画像=出典先:pixabay.com、『暮らし〜の』より引用)

スキレットとは厚みのある鉄製のフライパンのことです。オーブンに入れることが可能で、ふたがあれば蒸す、燻す(いぶす)こともできます。非常に錆びやすい道具ではあるのですが、料理を作ってそのままにしていたり水分が残っていたりすると、錆びが出てしまうのです。

錆び取りの方法は?

錆びたスキレットはたわしで復活!賢いお手入れ方法&洗剤を使わない理由も解説!
(画像=出典先:pixabay.com、『暮らし〜の』より引用)

錆びを取るときのポイントは2つあります。1つ目は水分を残さないこと、2つ目は油を塗った状態で保管することです。ひんぱんに使うのであれば、内側だけ油をひいておくだけで問題ありませんが、長期間使わない場合は外側にも油を塗っておきましょう。

たわしを使う

たわしを使って洗います。錆びをおとしたところは地金の色になる場合もありますが、問題ありません。使うのは金属たわしではなく、亀の子たわしにしましょう。金属たわしだと削れ過ぎてしまい、錆びだけでなく表面の油の膜もとれてしまいます。

空だきする

先述しましたが、スキレットに水分は大敵です。そのため錆び防止のために、しっかりと加熱して水分を飛ばしましょう。強火で空だきをして表面の色が白っぽくなって手をかざして熱くなってから、側面も熱します。側面を熱するときには火傷に気を付けてください。

紙やすりで磨く

スキレットが冷めてから紙やすりで錆びを磨きましょう。使う紙やすりは100番から150番がおすすめです。いきなり細かい目の紙やすりから使うとなかなか錆びを削ることができないので、目の粗い100番から使って150番の紙やすりを使いましょう。

シーズニングをする

シーズニングとは油ならしのことです。錆びを落としたスキレットをそのままにしておくと、次に調理をしたときに焦げつきやすくなってしまいます。焦げつくと料理が失敗する上に、片付けも大変になってしまうので、きちんとシーズニングをしましょう。

赤錆の錆び取り方法は?

錆びたスキレットはたわしで復活!賢いお手入れ方法&洗剤を使わない理由も解説!
(画像=出典先:pixabay.com、『暮らし〜の』より引用)

赤錆は錆びの中でも落ちにくい部類に入ります。そんなときはまず、赤錆を焼いて炭化つまり炭にしましょう。その後粗熱がとれてから、たわしで炭化した赤錆をこすります。たわしが赤錆に届きにくい場合は紙やすりを使うのもおすすめ。

赤錆がとれたらさっと水洗いをして、水分を飛ばすために空だきをします。その後シーズニングを行ないます長期間使わない場合は粗熱がとれてから新聞紙にくるむと、錆びの原因になる余分な水分を新聞紙が吸ってくれるのでおすすめです。

シーズニングはどうやればいい?

必要な道具は?

錆びたスキレットはたわしで復活!賢いお手入れ方法&洗剤を使わない理由も解説!
(画像=出典先:pixabay.com、『暮らし〜の』より引用)

必要な道具は5つあり、たわし、油、キッチンペーパー、トングまたは菜箸、野菜くずです。さらに耐熱手袋があると火傷をする恐れが低くなります。たわしはスキレットを洗うときに使い、キッチンペーパーやトングまたは菜箸は油を広げるために使います。

シーズニングのやり方は?

錆びたスキレットはたわしで復活!賢いお手入れ方法&洗剤を使わない理由も解説!
(画像=出典先:pixabay.com、『暮らし〜の』より引用)

シーズニングの目的はスキレットの表面に油の膜を作って焦げつきを防ぐこと。初めて使うときや、錆びを落としたあとはもちろん、使い終わるたびに行なうと焦げつきにくくなります。スキレットを長持ちさせるためには、2回目以降もシーズニングをするのがおすすめです。

空だきする

まずは煙が出るまで空だきしましょう。煙が出ているかわからない場合は、先述しましたが表面が白っぽくなっているか、手をかざして熱を感じるかどうかを目安にしてください。ただし空だきしすぎると火事の原因となってしまうので、長時間熱するのは危険です。

スキレットに油を入れる、油を出す

多めの油をスキレットに入れて熱しましょう。内側全体に油が行き渡るように回します。このときスキレットの取っ手も熱くなっているので、火傷防止のためにキッチンミトンなどを使いましょう。内側全体に行き渡らせたあとの油はオイルポットや耐熱性の容器に入れてください。

再び油を入れて炒める

スキレットに新しい油を注ぎます。温かくなってから、野菜の皮などを炒めて油をなじませましょう。このときに野菜の皮などが冷たいと焦げてしまうことがあるので、常温に戻してください。焦げたものをそのまま加熱し続けると、スキレットに焦げつく場合があります。