片付けのコツ

片付けのコツは、なくても困らない物などをただ単に捨てまくることではありません。ただ、片付けが苦手な方の大半は、なくても困らない物を「いつか使うかも」「どこかで使えるかも」と捨てるべき物でもとりあえず置いておくのです。そんなことを重ねていると、いつの間にか物があふれてしまいます。
グループ分けをする

グループ分けとは、必要な場所に必要な物をひとまとめにしておくことです。例えば、お風呂用品であれば、お風呂の掃除洗剤、シャンプー、トリートメント、ボディーソープ、Bodyスポンジ、入浴剤など、掃除から入浴用品までをひとまとめにしておくと、いちいち探さなくても分かりやすくなります。
片付ける場所を決める

スッキリ片付けるためには、ここにあれば便利という物をグループ分けして、片付ける場所を決めることがコツです。例えば薬。家族が集まるリビングにあると便利ですね。100均などで売っている袋に種類別に分けインデックスを付けておくと、分かりやすく、必要な時にすぐに出すことができます。そして、すぐに元に戻せば、散らかることもなくなります。
片付ける場所の高さにも注意する
物を片付けるときに、きちんと使いやすさを考えて収納すると無駄がなくなります。人というのは、腰のあたりの高さが一番物を置きやすく、よくテーブルなどが雑然としてしまうのは、ついつい腰の高さのテーブルに物を置いてしまうからです。そこで、片付けるコツとして、中間部分にはよく使う物、下には時々使う物、上にはめったに使わない物を収納します。そうすることで、動線もスムーズになり、探し回ることもなくなります。
捨てられない原因を考える

断捨離で大切なのはただ単に捨てまくるということではなく、なくても困らない物、捨てるべき物をきちんと手放すということです。そこで、捨てられない人たちが陥りやすい原因の一つに、物を大切にするという「しつけ」があります。物を大切にすることと捨てないことは違います。「物を使わない」ことは、「物を大切にしていない」ということをまず認識してほしいです。その他に「壊れていない」「高価な物」など、捨てるには躊躇してしまう気持ちが、なくても困らない物、捨てるべき物を手放すことができない原因ではないでしょうか。
物が増える原因を考える

物がどんどんと増えてしまうのは、生活習慣、物に対する行動パターンを見直す必要があります。断捨離は決して物を捨てまくれと言っているわけではありません。物を必要以上に増やさなければ捨てまくる必要もなくなるわけです。安いから、もうなかったかもなど、今ある数を把握できていないことが大きな原因になっています。
収納のコツ

物を収納するときに一番大切なのは、パッと見て何が入っているのかがわかることです。そうすることで、どれだけの物があるのかを把握することができ、無駄な出費がなくなる第1歩です。
収納しながら断捨離

誰が見ても分かるように収納する、縦の収納をすることで、また捨てるべき物が見つかり、スッキリとしていきます。収納というのは決して難しくはなく、コツをつかめば、誰でも簡単にできることで、断捨離はただ物を捨てまくるものではないということです。
収納場所のサイズに合わせた工夫

収納のコツは、見やすく取り出しやすいこと。押し入れやクローゼットなどは、とても大きな箱です。これを何も仕切らずに使うと、とっても無駄な空間を作ってしまいます。なので、押し入れやクローゼットなども、衣装ケースやツッパリ棒などを利用して、空間を有効に使えるようにしましょう。今はホームセンターや通販などで、ぴったりの衣装ケースなども売られていますが、既存の衣装ケースが少しサイズが合わなくても工夫次第で、使いやすくなります。例えば、カラーボックスの下にキャスターをつけるだけで、移動可能な仕切り棚になります。奥行きが浅い衣装ケースの前には、移動できる棚を置くと手前の空間も無駄にならず、奥の衣装ケースも使いやすくなります。ツッパリ棒を利用して上段に棚を設けあまり使わないバックなどを収納するのもいいでしょう。収納場所に応じて、ほんの少し工夫をすることが大切です。
収納する場所に合わせて数を決める

収納する場所を決めたら、その場所の大きさに合わせて、数を決めることも大切です。「安いから買っておこう」「なかったかも・・・」と思って買ったのはいいけれども、置く場所が無いから、どこかの隙間にねじ込んだりして、忘れてまた買ってしまうということを防ぐためです。「1つ増やすならば1つ減らす」「2つ減ったから2つ買い足す」という風にすると、無駄がなくなり、物も無駄に増えることがなくなります。
使う場所に関連づけて収納する場所を決める

使う場所から近い所へ収納場所を設けることが大切です。納戸があるならば、納戸の中でも、使う場所別に分けておく。そうすることで、誰もが分かりやすくなり、探す手間も省けます。
素材の正しい保管と手入れ

例えば、食料品。冷凍・冷蔵・常温保管・冷暗所保管など、素材の鮮度を保つことを最優先して、どこに保管するかを考えることが大切です。その他、衣類。こちらは、編まれたもの・天然素材・毛皮・革製品などによって、保管場所や手入れの方法を考えなければなりません。このようなことを、しっかりと踏まえて収納することで、無駄がなくなり、衣類などは、長持ちします。なんでもかんでも、置いておくのも生活スペースが圧迫されてしまいますが、捨てまくるのも経済的無駄につながります。このような知識を高めておくこともスッキリと暮らすコツではないでしょうか。