町歩きはグラナダ観光の醍醐味

レアレホ地区の散策を終え、イサベル女王広場に到着。ここにはイサベル女王とひざまずくコロンブスの銅像があります。イサベル女王は夫のフェルナンド王とともにカトリック両王とよばれるスペインの歴史上もっとも有名な人物のひとり。イベリア半島における最後のイスラム勢力があったグラナダを陥落させ、800年近くかかったレコンキスタを成し遂げたのです。
また、コロンブスの新航路発見の旅のスポンサーでもありました。グラナダ陥落とコロンブスの新大陸到着、どちらも1492年のことです。

歩くだけで楽しい!南スペイン・イスラムの残り香り漂うグラナダの町<後編>
(画像=『たびこふれ』より引用)

駆け足で6時間かかった散策を終え、カフェでグラナダ名物のお菓子ピオノノとコーヒーで打ち上げ。後から距離を概算してみたら約8キロ。われながらよく歩きました。途中で気になるお店を見たり、ゆっくり食事やお茶をすることを考えると、グラナダ散策は1日では足りないことがわかります。

歩くだけで楽しい!南スペイン・イスラムの残り香り漂うグラナダの町<後編>
(画像=『たびこふれ』より引用)

アルハンブラ宮殿がメインで、それに洞窟でのフラメンコ鑑賞、大聖堂と王室礼拝堂見学がグラナダ観光と思われがちですが、どうぞ町歩きの時間も十分にとって、歴史あるエキゾチックな町をお楽しみくださいね。また、グラナダではバルのはしごもお忘れなく。それと、坂や石畳が多いので、歩きやすい履物はマストです。

文・写真・田川敬子(Keiko Tagawa)/提供元・たびこふれ

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