ヒラマサカゴ釣りの釣り方

ヒラマサ釣りのポイントで重要なのは、かごを着水させる位置である。ある程度潮が流れている海面、できたら潮目や流れに変化があるところに狙いを決めて、そこに集中的にまきエサを投入する。それと風向きも重要だ。極力風下に投げるのが楽であり、また飛距離も出る。さらには、魚がヒットした時の取り込み位置を考慮した立ち位置選びも大事である。

手返しが大事

反転かごは着水してエサが一瞬で海面に広がるので、同じ場所付近にまきエサを利かせるためには、手返しの回数は多くしてボイル切れがないように努める。とにかく忙しい釣りであるが、あとはヒラマサがそこに来てエサに食らいつくのをとにかく待つ感じである。勿論ボイルに食らいつかなければヒットはしない。また時々付けエサとしてきびなごを使う予定である。

カゴ釣りスタート

14時過ぎから竿を振り始めた。丁度今が干潮時刻で、本日の満潮が20時ごろなのでずっと上げ潮の状態で釣ることになる。本流は立ち位置から沖の50m付近で流れている。その手前側は潮の流れはない感じである。数回投げてがウキが同じ場所に止まっているので、極力遠投し沖の本流付を狙う作戦にした。

まきエサをまく度に小魚が海面を跳ねている。おそらくイワシのようであると思われる、少しずつ潮の流れに応じて狙うポイントもかえ、ひたすら我慢の釣りが続く。今日は天気もよく風も弱く絶好の釣り日である。

ヒラスの大群到来

開始しから1時間が経ち、かなりまきエサは投入している。そろそろ時合いかなと思っていると、前面にヒラスの大群がわいてきた。物凄い数である。バシャバシャ、バシャバシャ、おそらくイワシの群れに食らいついている模様である。

急いで大群の中に仕掛けを投入した。掛かれ、掛かれと念ずるが、急に辺りは静かになり、ヒラスの大群が沖に移動してしまった。さすがに海のスプリンターは泳ぎが速い。おそらくイワシを全部食べたのか、ボイルのまきエサも食べたのか、よく分からないが、まったく残念である。

その後粘り強く竿を振るが時間だけが過ぎていく。徐々に暗くなり気温も下がってきたので、防寒着に着がえて、17時にヒラス釣りは終了。完全に暗くなる前に晩御飯にした。今日はランチジャーを持参し、温かいご飯を食べた。その後夜釣りのマダイ釣りの準備に掛かる。

1泊2日の沖磯カゴ釣りに挑戦 日中はヒラマサに夜はマダイを狙う 日暮れ前にマダイ狙いの準備(提供:TSURINEWSライター山口義宏)