ヒートテックと静電気
ヒートテックは静電気が発生しやすいか
ヒートテックは静電気が発生しやすいという評判は、この素材が出た当初から言われていました。結論から言うと、それは一部、正しい評価だと言えます。この素材は数種類の化学繊維で構成された素材です。
この素材自体が静電気を発生させるということはないのですが、問題は重ね着をしたときに表面化します。
静電気の仕組みを知ろう
そもそもなぜ静電気が発生するのかの仕組みから簡単に説明させていただきます。静電気はプラスの繊維とマイナスの繊維がこすれあうことで発生します。
例えば、乾燥した季節に羊毛のセーターを脱ぐと、一般的な化学繊維のポリウレタン製の肌着との間でバチバチっと音が鳴るといった経験に覚えがないでしょうか。
プラスの繊維とマイナスの繊維
繊維のなかにはそれぞれ、「プラスの電気をためやすいもの」と「マイナスの電気をためやすいもの」との二種類があるのですが、羊毛は特にプラスの電気をためやすい素材です。
反対にポリウレタンのような化学繊維はマイナスの電気をためやすい素材となります。そのため、この二つを重ね着すると静電気の発生を誘発しやすい環境となります。
ヒートテックはマイナスの繊維
ヒートテックは化学繊維の塊ですのでマイナスの電気をたくさんためてしまいます。そのため、この素材の上に重ね着するものが羊毛や、比較的繊維のなかでは平均的な性質の木綿でも静電気が発生しやすくなるのです。
あくまで組み合わせ
ただ、ヒートテック自体は静電気防止加工が施されているので、単体で静電気が発生しやすいという評価は正しいものではありません。あくまでも組み合わせです。
ヒートテックに限った話ではない
これはこの素材に限った話ではなく、化学繊維と他の羊毛などの天然繊維全般に言えるものなので、そのため、この素材は静電気が発生しやすいという評判は、「一部正しいが一部間違い」となります。
まとめ
ユニクロと東レによってさらなる発展を
より機能的な暖かい素材を目指して世に誕生したこの素材はユニクロと東レの努力によって今日もユーザーのニーズに合わせて改良が加えられています。
例えば、より肌への質感のよいタイプのものであったり、肌の乾燥を防ぐためにより保湿性能に特化させたものであったりと、弱点を補強し、さらなる飛躍と発展を目指して新商品が生み出されている素材です。
仕組みと原理を理解しよう
どんな道具にも正しい使い方があります。この素材は現状でも正しく使えば薄く暖かい優秀な防寒素材です。寒い時期をより効率的、かつ機能的に過ごすために、賢いヒートテックとの付き合い方を模索していきましょう。
文・石倉/提供元・暮らし~の
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