気温が穏やかで風も心地よく、紅葉も堪能できる秋は、街歩きにうってつけの季節。この秋散策へ出かけるなら、そんな美しい紅葉を心ゆくまで眺めることができる清澄白河がおすすめ。
昔、深川と呼ばれた清澄白河の魅力は、江戸の香りが色濃く残る歴史ある街であるということ。でもこの街の魅力は、それだけではありません。既存の枠にとらわれない個性豊かなショップも近年続々オープンしており、歩いているとつい足が止まります。また、本格的なコーヒーが楽しめる「ブルーボトルコーヒー」、アートな空間でゆっくりくつろげる「ギフトラボ ガレージ」など素敵なカフェも多く、散策しても、ひと休みしても楽しい大人の街・清澄白河のおすすめ散策スポットをご紹介します。
目が覚めるような赤いハゼノキ! 清澄庭園の紅葉が美しい

東京メトロ半蔵門線と都営大江戸線が乗り入れる清澄白河駅。清澄庭園は、そんな清澄白河駅のA3出口から徒歩約3分の距離にあります。園内には大きな櫨(はぜ)の木があり、紅葉の中でもひときわ赤い櫨紅葉が楽しめます。開園は午前9時。開園と同時に散策を開始できれば、庭園をゆっくりと鑑賞してから深川資料館通りの商店街に向かったときに、ちょうどお店が開く時間(11:00~12:00くらい)になるでしょう。

また、清澄庭園は「回遊式林泉庭園」で、泉水をひと回りするように庭が作られています。園内には座れる所も多いので、晴れていれば腰をかけてゆっくり庭を眺めることができます。
清澄庭園
■住所:東京都江東区清澄3-3-9
■入園料:一般150円、65歳以上70円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
■開園時間:9:00~17:00(入園は16:30まで)
※イベント開催期間及びGWなど閉園時間が延長される場合もあり
■休園日:年末年始(12/29~翌1/1まで)
■紅葉の見ごろ:11月中旬~12月中旬
■問合せ先:03-3641-5892(清澄庭園サービスセンター)
ダイナミックな階段とステンドグラスが美しい深川図書館

清澄庭園を出たら、清澄公園との間の道を庭園の塀に添って歩いてみてください。「清澄橋」信号で左に曲がると見えて来る、白亜の洋館が深川図書館です。現在の建物は改築されたものですが、深川図書館は明治42年に東京市立図書館として設立された、100年以上の歴史を持つ図書館です。

3階まで吹き抜けた大階段の美しい手すりとステンドグラス。レトロなデザインのライトも素敵です。

館内にはソファに座って絵本を楽しめる児童コーナーや落ち着ける読書スペースがあります。歴史散歩が好きな人は、深川の歴史・郷土資料をひもとくのも楽しいと思います。
深川図書館
■住所:東京都清澄3-3-39
■開館日時:火~土曜日9:00~20:00、日曜日・祝日・休日・12月28日9:00~17:00
■休館日:月曜日(ただし祝日の場合翌日休)、毎月第1金曜日(1月・5月は除く)、年末年始(12/29~1/4)、特別整理期間
■電話:03-3641-0062