hyejin kang

こんにちは。医師・医療経済ジャーナリストの森田です。

みなさんは、11月7日に財務省が衝撃の資料を発表したのをご存知でしょうか?

※画像クリックすると資料(PDFファイル)が開きます

財務省の意気込みと覚悟を感じるこの資料。

今回は、その強烈な思いを感じるスライドをいくつか抜粋し(前編)、財務省がそう表明せざるを得なかった3つの理由を考察(後編)したいと思います。

コロナはもうインフル以下!

上記資料の7ページ目がこちら。

財務省資料7ページ

いろいろ書いてありますが、財務省は言いたいことは赤枠で囲っています。

赤枠部分をくっつけるとこうなります。

超簡単に言うと、

「国も厚労省も相変わらず新型コロナを仰々しく扱ってるけど、もう毎年のインフルエンザより弱毒化してるじゃないか!いいかげんにしろよ!」

ということですね。

なのに医療費使いすぎ!

医療費使いすぎに関してはたくさんの資料を出しています。

財務省資料の10ページより

「医療提供体制のために主なものだけで17兆円!」

ちなみに、日本の毎年の国家予算は

教育に4兆円 防衛に5兆円 公共事業に7兆円

全部足しても17兆円に届かないのです。

しかもこれは通常の医療費とは別に支出されたもの、いわゆる「ボーナス」だけで、です。