釣り堀も好評営業中
今回訪れた日乃出屋はイカダの渡船だけでなく、海上釣り堀も営業している。

マダイを中心に青物やシマアジが放流されているが、19日には西川さんがヒラマサ2匹、マダイ6匹、シマアジ2匹の好釣果を上げている。イカダの釣りだけではなく、こちらもお勧めだ。

狙うポイントを絞ろう
ここからはアオリイカのイカダエギングでの攻略について紹介したい。イカダは周囲360度ポイントとなるが、やみくもに投げるよりも的を絞って狙う方がいい。
渡してもらうイカダによってポイントもさまざまだが、まずイカダに渡ったらどこにアオリイカがいるか観察しよう。

狙いとしては、基本的には岸向きに攻めるのがセオリー。特に迫間浦は岸から近い距離で一気にブレイクになっている所が多い。この岸からのブレイクがアオリイカの回遊ルートになっている。それとイカダの係留ロープ、岸際の藻や岩礁、沖の沈み根など変化がある所は、アオリイカがエサを取るのにいったんとどまる所だ。
沈み根だけは探らないと分からないので、手っ取り早く探る方法として、フックを外した30g前後のメタルジグを投げてゴツゴツと引っ掛かる所を見つけてからエギで探ると分かりやすい。
狙う時間帯
根気よくエギを投げ続ければ、何かしら反応があると思う。時間帯も大事だ。夜行性のアオリイカは朝一番がチャンスタイム。1投でも多く投げたいので、ここでモタモタしているとチャンスを逃してしまう。素早く準備して釣り始めよう。

私は朝は3.5号や3号ベーシック、またはシンカーをプラスしたエギでテンポよく探る。朝は特に遠くにいるアオリイカにエギを目立つようアピールして発見してもらえるイメージだ。
潮変わり前後の時間帯も狙いめ。特に下げから上げに変わると、沖からアオリイカが回遊してくる。今回も上げ潮に変わってから釣れ始めた。
エギの使い分け
エギの大きさや重さについてだが、私はがまかつのエヴォリッジを使っている。2.5~3.5号があれば時期を問わずオールマイティーに使える。基本的にはベーシックタイプでいいが、浅い岸際や渋いときはゆっくり沈むシャロータイプがお勧めだ。特に春イカはシャロータイプにしか反応しないときがある。

シャロータイプやベーシックタイプで底取りが難しいとき、潮の流れが速いとき、強風時や水深の深いときは1~5g程度のシンカーをプラス、またはイトオモリを巻いて調整する。底取りの感覚としては、軽くトンッ、フワッと底取りできる程度に調整する。
エギのカラーだが、朝一の薄暗い時間帯は赤テープやグロー。視認性重視でオレンジやピンク。日中は金テープやシルバーテープ、渋いときはナチュラル。だが色はこれが正解というのはないので、その日の状況で自分なりに当たりカラーを見つけていただきたい。