快適な寝床を作る2つのポイント
1:断熱性能の高いマットを使う
キャンプで使うマットにはクローズドセルマットやエアーマット、インフレータブルマットの3種類があります。冬キャンプでは、保温性や断熱性の高いマットを必須です。クローズドセルマットは発泡樹脂で価格も安く携帯しやすいですが、保温性に関してはエアーマットやインフレータブルマットに軍配が上がります。
そのため、冬キャンプで快適な寝床を作るにはクローズドセルマットではなくエアーマットかインフレータブルを使いましょう。
- R値を参考に
初心者の方は冬キャンプの寝床を作る時に参考にしてほしいのがR値です。R値は全てのマットに記載されているわけではありませんが、断熱性を示す値となっており5以上のマットだと快適な寝床が作れる寒さに強いモデルです。
2:マットを複数使う
マットを複数使うというのも暖かい寝床を作るコツ。ただし、上記の例に習って二枚のマット全てがR値が高いものを用意する必要はありません。薄い銀マットを2枚用意しても寒いためマットを複数使うときは保温性の高いマットが1枚、もう1枚はクローズドセルマットでも大丈夫です。
銀マットを使うときはクローズドセルマットよりも薄いものが多いため、できるだけ厚手の銀マットを使うようにしましょう。
寝袋の保温性を高める2つのコツ
1:厚着した状態で眠らない
冬キャンプは寝るときの服装にも注意しましょう。厚着をしたまま寝袋に入ると寝袋に体温が伝わらずいつまでも寝袋が冷たいままになりやすく逆効果になります。重ね着をせずパーカーやフリースなどの適度に保温性のある服装で寝るようにしましょう。
寝袋の快適温度と気温が合う状態でなおかつきちんと寝床が作れていたら厚手の防寒着を着て寝なくても過ごせるようになるでしょう。寒さに弱い方は後述するインナーシュラフを追加してください。
2:寝袋に一工夫を
インナーシュラフ コールマン
真冬は厳冬期用の寝袋を使うのがおすすめですが、4シーズン向きの寝袋でも冬キャンプが楽しめるようになる方法もあります。例えば4シーズン向きのシュラフにインナーシュラフを追加すると保温性が高くなり快適に睡眠が取れます。
インナーシュラフにも寝袋同様に薄手や厚手などの種類があるため保温性の違いに注意して選びましょう。特に寒さに弱い方や冬キャンプ初心者の方は暖かいフリース素材のインナーシュラフがおすすめです。
- 夏用の寝袋を使うのもおすすめ
封筒型の寝袋は二枚重ねて使えるものもあります。キャンプ初心者でまだ厳冬期用の寝袋がない場合は夏用の封筒型寝袋と4シーズン向きの寝袋を重ねてみるのもおすすめです。保温性が高くなり寒さに強くなります。