目次
3. ランゲのワインセラーについて
4. 肝心のテイスティング&お土産!

3. ランゲのワインセラーについて

さて、ここからは私たちが実際に訪ねたランゲのワインセラー見学の様子をご紹介します。伝統的なワイン作りなのかと思いきや、現代的な設備に驚かされました。

充実のワインセラー見学

私たちが訪れたワインセラー、カンティーナ・ディ・ニッツァ(Cantina di Nizza)までは、駅から徒歩約10分。閑散とした町中を抜けた後、大型トラックが多く通る幹線道路を5分ほど歩くと到着します。

イタリア・ピエモンテ州の世界遺産でワインセラー見学とテイスティングを楽しんでみた
(画像=『たびこふれ』より引用)

とてもかわいらしい外観で目立ちますね。入口すぐのところにお土産屋さんがあり、奥の方にいるスタッフにワインセラー見学をしたい旨を伝えると、すぐに案内を始めてくれました。

イタリア・ピエモンテ州の世界遺産でワインセラー見学とテイスティングを楽しんでみた
(画像=<外にある巨大な樽。この中でブドウをワインにする最初の行程をしています。>、『たびこふれ』より引用)

ワイン醸造の行程に沿って進むワインセラー見学は、充実そのもの。スタッフは一つ一つの場所で立ち止まって、丁寧に機械や行程の解説をしてくれます。

私たちが見学したときはイタリア語の解説でしたが、英語での解説もあるようです。それぞれの場所で作業をしている方とも話したところ、おしゃべりで色々なことを説明してくれ、とにかくワインへの情熱がすごかったです(笑)。

イタリア・ピエモンテ州の世界遺産でワインセラー見学とテイスティングを楽しんでみた
(画像=<ブドウ品種に合わせて温度調整等をしながら発酵させています。>、『たびこふれ』より引用)

ツアー全体を通して、セラーの機械化や現代化に驚かされました。私がイメージしていた「小さなワインセラー」といえば、人の手によってさまざまな作業がなされ、ワインは必ず木樽で管理、ボトルに詰めるのも丁寧に手作業......など、機械化とはほど遠いものだったからです。

しかし実際に見てみれば、どれも機械による自動温度調整機能があったり、何トンものワインを管理できる巨大なアルミの樽があったりと、想像を大きく上回るものでした。

スタッフによれば、ここで生産されたワインは、契約している世界中の業者に向けて出荷されるようで、とても数人で経営されている小さなワインセラーとは思えません。こうした事実は、実際に足を運んでみなければ絶対に分からないので、とても面白かったです。

4. 肝心のテイスティング&お土産!

イタリア・ピエモンテ州の世界遺産でワインセラー見学とテイスティングを楽しんでみた
(画像=『たびこふれ』より引用)

さて、30分ほどのセラー見学を終えると、お土産屋さんのそばにある小さなカウンターで、ワインのテイスティングをしました。やっぱりワインセラー見学の一番の楽しみはコレですよね!

こちらワインセラーさん、とても太っ腹で、なんとプロセッコ(発泡ワイン)、赤・白ワインの3杯も試飲させてくれました。

イタリア・ピエモンテ州の世界遺産でワインセラー見学とテイスティングを楽しんでみた
(画像=『たびこふれ』より引用)

カウンターにいたスタッフの若いお兄さんは、トリノ大学でワイン醸造の学位を取得した後、大学院で勉強しながらこのセラーに時々顔を出しているそうです。彼もいつかは自分のセラーを持ち、自分のワインを世界中に広めたいという夢を持っているとのこと。

そんな話を聞きながら飲むワインは、とても美味しく感じられました。どのワインも非常に香り高く、はっきりとした味わいだったのを覚えています。

私は特に、度数が13.5度とやや高くタンニンを強く感じる赤ワインがお気に入りで、帰りがけに赤ワインを3本購入しました。どれもD.O.C.やD.O.C.G.など高い評価を受けたワインでありながら、合計たったの18ユーロ!めちゃくちゃ安かったです。

イタリア・ピエモンテ州の世界遺産でワインセラー見学とテイスティングを楽しんでみた
(画像=『たびこふれ』より引用)
イタリア・ピエモンテ州の世界遺産でワインセラー見学とテイスティングを楽しんでみた
(画像=<大量のワイン。>、『たびこふれ』より引用)

1本は渋めの赤ワインが大好きなホームステイ先のおじいちゃんに、残りの2本は家族にプレゼントしました。キチンとした箱に包装してくれるので、スーツケースの中に入れても安心です。

基本情報

  • 名前:カンティーナ・ディ・ニッツァ(Cantina di Nizza)
  • 住所:Strada Alessandria, 57 14049 Nizza Monferrato(Asti)- Italy