ゼロコロナ政策の失敗は世界経済にとっても大きなリスクに

アメリカの調査会社「ユーラシアグループ」が、今年の年始に「2022年の10大リスク」を発表していました。

2022年の最大リスクとして取り上げられたのは、中国が進める「ゼロコロナ政策」の失敗です。多くの先進国では新型コロナウイルス感染症によるパンデミックが終焉に向かっているとした一方で、中国は異なり、危機的状況に陥ると予想しました。

この影響は、グローバルサプライチェーンを通じて世界経済にも及び、世界経済にとって大きなリスクとなってきているのが現状です。

また、中国を最大の輸出先とする日本の経済は、特にその影響を受けやすいのも事実です。中国のゼロコロナ政策の長期化が見込まれるなか、今後のグローバルサプライチェーンのリスクを警戒していく必要があります。

<参照>

・ロイター:WHO chief says China's zero-COVID policy not 'sustainable'

・Eurasia Group:TOP RISK 2022

・THE WALL STREET JOURNAL:China Covid-19 Lockdowns Hit Factories, Ports in Latest Knock to Supply Chains

文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ

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