車を運転していると、知らず知らずのうちに違反行為をしていることがある。ここでは、知らず知らずのうちにしてしまいがちな運転中の違法行為や、携行必須のものについて解説する。
クルマに積んでおかないと違反になるもの6つ
クルマには必ず積んでおかなければいけないものがある。ないと不便なだけでなく「違反」扱いになることもあるため注意が必要だ。クルマに必須となるアイテムを紹介する。運転する機会がある人は確認しておこう。
・車検証・検査標章
・自動車損害賠償責任保険証明書
・発炎筒
・初心者運転標識・高齢者運転標識など
・運転免許証
・三角表示板(高速道路)
意外と知らない道路交通法違反の行為
意外と知らない道路交通法違反の行為について見ていこう。
サンダルで運転
実は、サンダルやハイヒールでの運転は道路交通法違反となる。これは、道路交通法に、車のアクセルやブレーキ操作を確実に操作することが明記されているからだ。具体的にどのような靴が違反になるかは、都道府県によって異なる。
後部座席のシートベルト未着用
最近では助手席に座った人のシートベルト着用は定着したが、忘れがちなのが後部座席でのシートベルトの着用だ。一般道であっても、後部座席でのシートベルトの着用が必要なので注意したい。
スマホを操作しながらの運転
スマホを操作しながらの運転はNGである。これは多くの人が認識しているだろう。操作だけでなく、運転中に手に持つこともNGだ。
また、注意したいのが、ナビやモニターなどを操作しながらの運転だ。実は、ナビであっても、操作しながら運転することは道路交通法違反になる。
緊急車両へ道を譲らない行為
救急車や消防車などの緊急車両が近づいてきたら、道を譲る必要がある。よくあるのが、音量を大きくして音楽を聴いていたために、サイレンに気づかなかったことだ。音楽を聴くときは、サイレンが聞こえる音量にしておこう。
外交官は治外法権!?
「外交官ナンバーは、駐車違反を犯しても罰則が適用されない」というウワサがある。噂の背景には、外交官は治外法権(日本の法律の対象外となる権利)を持っていることが挙げられる。実際は駐車違反の通達は行われているが、違反金を踏み倒されることが多い。
そこで、外交官ナンバーを管轄している外務省は2021年から、外交官ナンバーの車に対してガソリン税免税措置の証明書を出す際、駐車違反をした場合の違反金を収めているか確認するようになった。違反金未納の場合は、証明書を出さないようにしたのだ。
また、駐車違反やスピード違反など、悪質なケースに対してはナンバープレートの返却勧告を行うこともある。
車の運転には責任を持って
車を運転するということは、大きな責任を伴う行為だ。一歩間違えれば、人の命さえ奪ってしまう危険性すらある。日常的に車を運転する場合は責任感が希薄になりがちなので、改めて違反行為をとっていないか確認してみよう。
文・MONEY TIMES編集部