ウイング
- 家長昭博(川崎フロンターレ)
- 奥川雅也(アルミニア・ビーレフェルト)
- 中村敬斗(LASKリンツ)
サイドアタッカーとして3人を選出。家長昭博(川崎)は36歳となった今もトップレベルを維持。むしろ研ぎ澄まされており、圧巻のボールキープとブレない技術、天才的なプレーで攻撃にアクセントをつける。現在26歳の奥川雅也(ビーレフェルト)は、かつて“古都のネイマール”と呼ばれたドリブラー。両足を遜色なく使え、巧みなボールタッチでチャンスを作り出せる。さらに中村敬斗(LASKリンツ)は今季、オーストリア1部で14試合8ゴール5アシストと爆発中。まだ22歳。今後の飛躍が期待される存在だが、代表舞台でもすぐに結果を残す可能性は大いにある。
センターフォワード
- 古橋亨梧(セルティック)
- 大迫勇也(ヴィッセル神戸)
- 武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)
- 鈴木優磨(鹿島アントラーズ)
得点源となるFWは4人を選んだ。古橋亨梧(セルティック)は森保ジャパンの中では持ち味を全く発揮できなかったが、ゴールゲッターとしての才能に疑う余地はない。周りの選手、組み合わせ、チームの戦術が代われば必ず機能する。大迫勇也(神戸)は全盛期からの衰えはあるとはいえ、攻撃の起点としては依然として日本人屈指。コンディションも回復し、今季終盤での勝負強さはメンバー入りに値するものだ。武藤嘉紀(神戸)も実力は折り紙付き。まだ30歳になったばかりで、大迫同様にまだまだ活躍できる。武藤は右サイドでの起用も考えたい。そして最後の一人は、鈴木優磨(鹿島)。ゴール前で優れた嗅覚を持ちながら中盤に下がって攻撃の組み立てにも参加できる万能型ストライカー。クラブに専念する意向が強く森保ジャパンには招集されて来なかったが、実力的には間違いなく代表に呼ばれるべき選手だ。
以上26人。システムは4-3-3、4-2-3-1の両方を想定し、長谷部を起用しての3バック変更も可能だ。ここで改めて感じることは、日本サッカー界の選手層が間違いなく厚くなったということ。監督が違えば、選ばれる選手も大幅に代わることになるだろう。だからこそ、誰を選び、どう組み合わせ、どう戦うか。明確なビジョンが必要となり、チームを指揮する監督の能力がより一層求められる。ただ、選手たちは全力を尽くすのみ。今回、森保ジャパンに選ばれたメンバーには、選ばれなかった選手たちの分まで、カタールの地で暴れ回ってもらいたい。そして森保監督には、自身が選んだ26人が「正解」であったことを証明してもらいたい。
“裏”森保ジャパン26人
GK
- 高丘陽平(横浜FM)
- 東口順昭(G大阪)
- 谷晃生(湘南)
DF
- 瀬古歩夢(グラスホッパー)
- 植田直通(ニーム)
- 岩田智輝(横浜FM)
- 中谷進之介(名古屋)
- 長谷部誠(フランクフルト)
- 菅原由勢(AZ)
- 小池龍太(横浜FM)
- 小川諒也(ヴィトーリア)
- 山原怜音(清水)
MF
- 橋本拳人(ウエスカ)
- 橘田健人(川崎)
- 川辺駿(グラスホッパー)
- 森岡亮太(シャルルロワ)
- 藤本寛也(ジル・ヴィセンテ)
- 旗手怜央(セルティック)
- 原口元気(ウニオン・ベルリン)
- 家長昭博(川崎)
- 奥川雅也(ビーレフェルト)
- 中村敬斗(LASKリンツ)
FW
- 古橋亨梧(セルティック)
- 大迫勇也(神戸)
- 武藤嘉紀(神戸)
- 鈴木優磨(鹿島)