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石見銀山:大森地区の見どころ
石見銀山:銀山地区の見どころ
石見銀山:大森地区の見どころ
大森地区は、江戸から明治にかけての古い町並みが残る町並み保存地区です。JR大田駅からのバスなら、町の入口となる「大森代官所跡」で下車。そこから徒歩で町並み保存地区を歩きます。町並み保存地区は一般車両の通行は禁止です。車の方はそのまま1.2kmほど進み、石見銀山公園の駐車場に停めるといいでしょう。バス停にはコインロッカーもあります。
石見銀山資料館/大森代官所跡

江戸時代の大森代官所跡に、明治時代に建てられた築120年という郡役所の建物。現在は、石見銀山の歴史的資料や、日本と世界の銀交易についての解説もある資料館になっています。展示内容は、後述する石見銀山世界遺産センターと被っているので、どちらかを見ればいいと思います。見学所要時間20〜30分。
【石見銀山資料館】
- 住所:島根県大田市大森町ハ51-1
- 電話:0854-89-0846
- 開館時間:9:30~17:00
- 定休日:水曜日、年末年始(12/29〜1/4)
- 入館料:550円
熊谷家住宅

鉱山経営や代官の御用達もしていた、豪商の熊谷家の家屋。有力商人の当時の暮らしがわかる展示です。
【熊谷家住宅】
- 住所:島根県大田市大森町ハ63番地
- 電話:0854-89-9003
- 開館時間:9:30~17:00
- 定休日:火曜日、年末年始(12/29〜1/3)
- 入館料:520円
羅漢寺 五百羅漢

鉱山で亡くなった人々を供養するために、江戸時代に建立された寺。羅漢寺の向かいの崖には、多くの人々の寄進で1776年に完成した五百体の羅漢像を納めた羅漢堂があります。写真は撮影禁止です。
【羅漢寺 五百羅漢】
- 住所:島根県大田市大森町イ804番地
- 電話:0854-89-0005
- 開館時間:9:00~17:00
- 定休日:不定休
- 入館料:500円
石見銀山:銀山地区の見どころ

銀山地区は、石見銀山公園の駐車場を過ぎて川沿いに1〜2kmほど歩くエリアです。ここにはかつて「間歩(まぶ)」と呼ばれる大小合わせて900以上の坑道がありました。ただし、現在では2つの間歩が一般公開されているだけです。予約なしで見学できるのは「龍源寺間歩」で、「大久保間歩」は予約制のガイドツアーで回ることができます。その他にもかつての繁栄を偲ばせる寺社や遺跡が点在しています。
龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)

龍源寺間歩は代官所直営の坑道で、全長は600m。ただし公開されているのは手前の157mだけです。坑道の壁には手作業で掘られたノミの跡が見えます。自由見学できる間歩はここだけ。
【龍源寺間歩】
- 住所:島根県大田市大森町ニ183番地
- 電話:0854-89-0347
- 開館時間:9:00~17:00(12〜2月は2〜16:00)
- 定休日:1月1日
- 入館料:410円
清水谷精錬所跡

明治28年、近代的な採掘設備と精錬法を投入して銀山を再開発しようとしました。しかし銀はすでに枯渇しており、1年半の操業の後に閉鎖されました。今ではその跡が遺跡となっています。
【清水谷精錬所跡】
- 住所:島根県大田市大森町
- 開館時間など:自由見学
石見銀山世界遺産センター

石見銀山の歴史や銀の役割、精錬法などを、ジオラマや映像で紹介した近代的な施設。遺跡見学の前に寄ってみるといいでしょう。
【石見銀山世界遺産センター】
- 住所:島根県大田市大森町イ1597-3
- 電話:0854-89-0183
- 開館時間:8:30~17:00
- 定休日:毎月最終火曜日、年末年始
- 入館料:310円