気軽に染付け体験ができる!

ということで、実際にやってみました。今回は、とある事業の取材でお邪魔したのですが、取材スタッフが交代で染付けの体験をしました。
サイズは45cm×60cmのミニ大漁旗で、4種類の下地から好みの図柄を選べます。ちなみに、4種類の図柄は、日の出とまぐろ、鯛、くじら、かじきです。今回は日の出とまぐろを選びました。

最初は店主の三冨さんが、こんな感じにと塗り方のコツを教えてくれました。

ここを何色に塗らなくてはいけないというルールはなく、体験者の希望に合わせて三冨さんが絵具を調合してくれるんです。
塗り方のコツは、筆につけた余分な絵の具を、一度絵具の皿の縁で落とすこと。そうしないと、塗ろうとした部分以外に絵具が落ちてしまう危険があるからです。

あとは、1人ずつ順番に、塗り絵のように白い旗に絵具を塗っていきます。




まぐろの光沢や肌の色のグラデーションを出すところも、三冨さんのアドバイスに従い、ブラシで擦りながら進めていきます。

あれこれやっているうちに1時間ほどで完成しました!
この後、水で糊を落とし、天日で乾燥させ、一週間ほどで仕上がります。仕上がった大漁旗は郵送していただけます。
どんな人が体験にやってくるの?

三浦三崎にまぐろを食べにやってきてふと立ち寄った、なんて方もいらっしゃるそうで、工房が空いていれば飛び込みもOKだそうです。(できれば、2日前までの予約がベスト。)
家族や友人とやってくる場合もあれば、大きな会場があれば出張で一度に5枚くらいまでは対応できるので、三浦市内のホテルの会議室や市民ホールなどで会社の研修でオリジナル社旗を作ったり、学校の教室でクラス旗を作ったりすることもあるそうです。
今回は1枚の旗を複数人数で染付けしましたが、とてもいいチームビルディングになると思いました。
親子で体験している場合、子供よりも親御さんのほうが熱が入るようです。確かに、私も単純な塗り絵のような作業にもかかわらず、かなり集中しました。何十年かぶりに童心に帰った気分でした。