船釣りに使う道具は色々ありますが、快適な釣行に欠かせないグッズが「ロッドホルダー(ロッドキーパー・竿受け)」。今回は、同アイテムの基礎知識やオススメのアイテムを紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS関西編集部 松村計吾)
ロッドホルダー(ロッドキーパー・竿受け)の必要性
船釣りでは自分の釣り座スペースに限りがあるため、適当に竿を放っておくわけにはいきません。また、重たいオモリを使って置き竿で狙う釣りなどでは、竿をがっちりと固定してくれるロッドホルダーは必須ともいえるアイテムです。
手持ちで釣る魚の場合も、ロッドホルダーがあれば船の移動時などに一時的に竿を置いておけるので、他の作業ができたりと非常に便利です。船縁に立てかけておくと、船が揺れて竿が倒れるなど、最悪の場合は竿の破損にも繋がりかねません。そのため自分の釣りに合わせたロッドホルダーを一つは持っておきたいところです。
そこで、今回は船釣りで使用するロッドホルダーの基礎知識として、選ぶ際のポイントやオススメのアイテムなどを紹介していきます。
ロッドホルダーの種類と選び方
ロッドホルダーとひと口にいっても、バリエーションは豊富。製品の種類も多く、実際に選ぶポイントが分からなければ、なかなか自分の釣りに合ったロッドホルダーを見つけ出すことができません。
まずは、用途別にポイントを見てみましょう。
チョイ置きタイプのロッドホルダー
基本的にY字型のものが多く、船縁に開いている穴に突っ込んで、又の部分に竿を置くだけのシンプルなタイプです。比較的軽量なタックルで手持ちで誘う釣りに使われ、船の移動時やエサ交換時などに一時的に竿を置くためのロッドホルダーとなり、カワハギ釣りやLTアジ釣りなどライトな釣りによく使用されます。
![船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/118d753b23e5372cd770ffc0c9dc7dca.jpg)
「手持ちなのでロッドホルダーは要らないのでは?」と思われるかもしれませんが、竿を船縁に立てておくと船が揺れて竿が倒れたり、作業の邪魔になります。また、竿を置いた時に痛まないように、又の部分はウレタンやゴムなどの軟らかい素材でできています。非常にコンパクトなので、タックルボックスの片隅に入れての運搬も楽ちんです。
スタンドタイプのロッドホルダー
筒状のロッドホルダーで、移動時などに竿を直立に立てかけて使用するタイプです。船縁の穴に立てかけるのと一緒のように思われるかもしれませんが、船縁の穴は広いものが多く、航行中の振動によってロッドやリールなどにキズが付いてしまいます。スタンドタイプのロッドホルダーでは竿をしっかりと固定できるため、キズを防ぐことができます。
スタンドタイプを使う釣り
ボートに設置してキャスティングやジギングのルアー釣りに使われることが多いですが、クランプで固定するタイプは大型船の手持ちで誘う小物釣りやルアー釣りにも活躍します。チョイ置きタイプと一体になった製品が特に便利です。