良型メッキ猛ラッシュ

移動してすぐ、いきなりメタルジグを真下に落とした大宮さんのロッドが曲がる。上がってきたのは16~17cmのロウニンアジ。ようやくメッキらしいメッキだ。

【2022年】イカダ(筏)でのライトルアー釣り入門 マゴチにメッキ登場夕方にかけて活性が上昇(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

周りにはベイトらしきモジリも見え、雰囲気は抜群になってきた。だがキャストしても全く反応はなく、ヒットするのは全てイカダの真下。そして移動時に岡本船長から聞いたが、ベイトは極小シラスのようでジグを7gに替えると全く反応せず、3.5gだとすぐに食ってくる。これほどセレクティブな状況は想定していなかった……。

ルアーが軽くなれば太めのリーダーは使えない。メッキはともかくシオが相手となると、非常に悩ましいところだ。

【2022年】イカダ(筏)でのライトルアー釣り入門 マゴチにメッキ登場こちらはロウニンアジ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

そして徐々にメッキがサイズアップ。ロウニンアジが多かったが、ギンガメアジが多くなりサイズも23~24cmも交じるようになってきた。大宮さんは3連発も披露。このサイズになるとファイトも強烈だ。

そしてメッキの後ろについてきたのは、まゆ毛のような8の字が鮮やかな茶色い影。シオだ。朝のリベンジの瞬間だ。

シオへのリベンジならず

そしてついにヒット。朝以上の手応えだが、今度はロープから離れている。次から次へと繰り出される突っ込みに耐える大宮さん。今度こそ獲れる!と私が確信した瞬間、またもや……。やっぱりカンパチ、馬力がツバスやハマチとはケタが違うようだ。

この日はベイトの関係だと思われるが、小さいジグにしか食わない状況で、小さいジグはリーダーが太いとちゃんと動いてくれない。ジグを大きくすれば食わない……というジレンマに陥ってしまった。

【2022年】イカダ(筏)でのライトルアー釣り入門 マゴチにメッキ登場シオの強烈な引き込みに耐える(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

そして数匹のメッキを追加して、午後4時半に終了。釣果はマゴチ、ワニゴチ、メッキ、エソ、オオモンハタと十分すぎるほどだったが、3度やられてしまった大宮さんの表情は、悔しさの方が大きく出ていた。

ルアーゲームのニューフィールドとしてのイカダ、もちろん場所や時期にもよるが、十分人気が出る可能性はありそうだ。陸っぱりもいいが、ぜひ一度イカダルアーゲームにも挑戦していただきたい。

使用したタックル&ルアー紹介

今回大宮さんが使用したタックルは2セット。本文中にも述べたが、青物やクロダイ用に少し強めの仕様と、メッキなどを視野に入れたトラウトタックルのライト仕様のもの。

まず強めのタックルだが、ロッドがカモメトレイル60ML、リールがペン430SS、ラインがよつあみボーンラッシュ0.4号、リーダーがサンラインブラックストリーム2号。

ライト仕様の方は、ロッドがツララのソルシエ52UL、リールがアブカーディナル3BP、ラインがよつあみリアルデシテックス0.3号、リーダーがブラックストリーム1.25号となっている。

ルアーは鉄板バイブのH・A・Lニコバイブ15g。メタルジグはシャッドナイフスリムⅡ3.5gと7g。ブリーデンバイスライダー4.5g。

【2022年】イカダ(筏)でのライトルアー釣り入門 マゴチにメッキ登場3匹目のマゴチはバイブレーションにヒットした(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

ジグヘッドリグは、ジグヘッドがデコイボトムドライブ5.7g、ワームはインクスレーベルのスワールテールシャッドxg。

▼問い合わせ内瀬釣りセンター=電話090(3158)1110、フィッシングタックル・カリプソ=電話0586(59)9123。

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<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
内瀬釣りセンター
取材協力:CALYPSO(カリプソ)
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年10月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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