目次
やりたい仕事の探し方
やりたい仕事を見つけるときの注意点
やりたい仕事の探し方

やりたい仕事を探すなら、実際にやってみて楽しかったと思ったことがヒントです。またほかの人から評価される部分に取り組んでみてもいいでしょう。ただしすべてのことに一度に取り組むのは不可能です。まずはやりたいことから進めます。
楽しかったことや好きなことから探す
あなたは時間を忘れるくらい何かに熱中したことがありますか?もしあるなら、それはやりたい仕事につながる可能性があります。
そこまで熱中したことが思いつかない人でも「高校時代の部活が楽しかった」「アルバイトがおもしろかった」など、何かしら楽しかったことがあるはずです。楽しんでできることは、やりがいを持って取り組みやすいでしょう。
楽しいことや好きなことを挙げても、直接仕事になりそうなものはないかもしれません。しかし関連するものや、要素を生かせるものは見つかる可能性があります。
例えば部活が楽しかったのが、メンバー全員で一つの目標を達成するのが楽しいからだとすれば、チームで取り組む仕事に向いているでしょう。
必要とされる仕事を探す
自分の強みをはっきり把握していないのだとしたら、一度先輩や上司に聞いてみるといいでしょう。自分では思ってもいないような意外な点が挙がるかもしれません。
また、これまでに褒められたポイントを整理するのも役立ちます。日ごろ一緒に仕事をしている人があなたの強みと感じている部分は、客観的に見ても高い評価を得られるポイントのはずです。
自信を持って仕事に生かせる能力といえます。その能力をより生かしやすい仕事を見つけられれば、それがやりたい仕事につながる可能性があるでしょう。
やりたいことに優先順位をつける
楽しかったことを探したり、強みを整理したりした結果、やりたいことがいくつも出てくるかもしれません。そのときに大切なのは優先順位をつけることです。
やりたいことが複数あったとしても、すべて同時にはできません。そこで一番大切なものを特定して取り組みます。中でも今やりたいことを優先するといいでしょう。
優先順位の高いことから取り組むことで、やりがいのある仕事に出合えるはずです。
やりたい仕事を見つけるときの注意点

積極的にやりたい仕事を探すのはいいことでしょう。しかし「やりたい仕事を見つけた!」とよく調べないで転職したり、無計画にいろいろなことにチャレンジしたりするのは避けるべきです。注意点を押さえて仕事探しをしましょう。
安易に転職を選ばない
「今の仕事は自分に合わないからまったく違う仕事をしよう」と、すぐに転職するのは避けた方が賢明です。先に説明したとおり、日本には1万7000種類以上の職業があります。
これだけの職業があれば、今の仕事と違う仕事は山のようにあるはずです。よく調べもせずイメージだけで転職すれば、今と同じように「自分には合わない」と感じるでしょう。
結果的にスキルを身に付けないまま、職を転々とするだけになってしまいます。安易に転職を選ぶのではなく、自分の適性を考えて向いている仕事を探さなければいけません。
楽しく取り組めそうか、長所を生かせそうかなどを慎重に考えてから実行に移すことが大切です。
身に付けたいスキルを考える
今後のキャリアを考え、身に付けたいスキルから仕事探しをするのもいいでしょう。スキルで仕事選びを考えていれば、仮に働いている業種や会社の業績が傾いたとしても、身に付けたスキルを武器に次の仕事探しが可能です。
特に身に付けるといいのは『ポータブルスキル』と呼ばれる、仕事や会社に関係なく活用できるスキルです。例えば『プレゼンスキル』『コミュニケーション能力』『交渉力』などが当てはまります。
仕事で身に付くスキルは会社ごとにさまざまです。同じ業種の会社でも、会社特有のスキルしか身に付かないこともあります。どのようなスキルを身に付けられるかも考慮したうえで、仕事探しをすることが大切です。