代表的な「ただ巻き」の釣り
ただ巻きと聞いて、思い出す釣りは、マダイジギング、シーバス釣り、タイラバ、SLJ、イカサビキ釣りと沢山あります。いずれの釣りもリールをユックリとただ巻きするだけで、大型の魚が簡単に釣れてきます。
これまでルアーフィッシングでは、ロッドティップを煽ったりしてルアーにアクションを与えることが、より沢山の魚を釣るための当たり前のメソッドだと思っていましたが、実はただ巻きの方が遥かに多くの魚を今までに釣り上げています。
アクションは逆効果?
渓流でのヤマメ釣り。スプーンやミノーをキャストしてただ巻き。良く釣れますね。この簡単で変化に乏しいメソッドであるただ巻きでなぜ魚が釣れるのでしょうね?
![意外と知らない『ただ巻き』の科学 ルアーのアクションは逆効果?](https://cdn.moneytimes.jp/690/427/RUwMhuurJXzdLViAZzIcDPcMOYvqyLOq/4b0910b4-ad54-4be8-add7-66905a0c9eac.jpg)
(画像=タイラバもただ巻きが効く(提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)、『TSURINEWS』より引用)
ルアーの後にヤマメの魚影が見えた刹那、ティップをチョンと煽ってアクションを与えてみたら、ヤマメはルアーに急に興味を失った様子でUターン、良くみられる光景ですが、アクションよりもただ巻きが最高の誘いになっているという現実がありますね。魚の側から見れば、ただ巻きで等速で移動するルアーは警戒心もなく泳いでいるベイトフィッシュに見えるのかも知れません。