パワースポット★新名所
かつて鶴岡八幡宮には樹齢は千年を超える銀杏の木があり、八幡宮のシンボルとして参拝者に親しまれてきました。歴史上でも1219年、八幡宮の参拝を終えた鎌倉幕府の3代目将軍・源実朝が、この木に隠れていた公暁に暗殺されたという伝説から「隠れ銀杏」とも呼ばれ歴史の舞台にもこの大銀杏は登場していました。しかし何百年と鎌倉の歴史を見守ってきた大銀杏は、2010年3月10日月曜の早朝、強風によって倒れてしまいました。
かつては暗殺の隠れ蓑として登場した大樹の最期は観光客の多い日中ではなく、誰一人として怪我人を出すこともなく早朝に大きな音とともに倒木しました。大銀杏の木の根元から新しい芽が次々と息吹、再び銀杏の木が成長し始めたことから、現在では生命力・再生のパワースポットとして親しまれています。ちょっと感動ですね・・・!



本宮と八幡宮最古の丸山稲荷社
源頼朝が鶴岡八幡宮をこの地に移す前、ここには稲荷社があり、頼朝はこれを西の丸山に移しこの稲荷社は現在丸山稲荷社と呼ばれ本殿左手の小さな丘(丸山)にあります。鶴岡八幡宮の建物の中では最も古く、国の重要文化財に指定されています。


現在の本宮は1828年(文政11年)江戸幕府11代将軍徳川家斉によって再建されました。

本宮は、広い回廊が巡らされているのが特徴で、現在この回廊には神輿が安置され鶴岡八幡宮の宝物殿としても利用されています。鶴岡八幡宮ゆかりの貴重な品々が展示されており、弓や太刀は必見!
本宮で注目したいのが楼門に掲げられた額の「八」の字。二羽の鳩のかたちになっています。これは、「八幡宮」の神使は鳩であるとされることによるものだそうです。鶴岡八幡宮の境内にもたくさんの鳩の姿が見られます。



毎年4月、鎌倉市全域で盛大に行われる「鎌倉まつり」。この中で、鶴岡八幡宮では先述の「静の舞」、および鎌倉武士に扮した射手が馬で駆けながら3つの的を射抜く「流鏑馬」が奉納されます。なお流鏑馬は、9月に催す「鶴岡八幡宮例大祭」においても、神事として執り行われます。
見どころの多い八幡宮、ぜひ季節を変えて、時間を変えて散策してみてください。

