八幡宮の鳥居が紅白あるワケ
鳥居に紅白なんてあった?と思われた方、鎌倉駅からそのまま八幡宮に向かっていませんか?八幡宮の白い鳥居、それは一の鳥居になります。一の鳥居は八幡宮を背に海に向かって10分ほど歩くと御影石で造られた白い鳥居がみえてきます。

(画像=『たびこふれ』より引用)
八幡宮から海まで一直線に延びる参道、若宮大路(わかみやおおじ)を通って鶴岡八幡宮へ向かう際、鎌倉駅からすぐに見えてくる鳥居は二の鳥居になります。
かつて江戸幕府四代将軍徳川家綱によって鶴岡八幡宮の3つの大鳥居を寄進されましたが1923年(大正12年)の関東大震災により3つとも鳥居が倒壊。しかし一の鳥居だけ江戸時代の材料を大切に利用し再興されました。そのため二の鳥居、三の鳥居が朱に対して一の鳥居だけが白いんです。
源氏、始まりの地
八幡宮を語る上で欠かせないお社、それは由比若宮(元八幡)になります。
源頼義が前九年の役で東北に赴く際、戦勝祈願を行い、勝利したお礼として由比に京都・石清水八幡宮をお祀りしました。これを遷して大きくしたのが鶴岡八幡宮、そのため由比若宮は別名で元八幡といわれています。ちなみに大正時代このあたりに作家の芥川龍之介が住んでいたそうです。

(画像=『たびこふれ』より引用)