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いざ、八幡宮へ
静御前が舞を披露した若宮廻廊跡に建つ舞殿

いざ、八幡宮へ

若宮大路から三ノ鳥居をくぐってすぐ、両脇に見えてくるのが源平池。源氏池と平家池の間にかかっているのが、太鼓橋です。太鼓橋は、もともとは木造・朱塗りの橋だったので、赤橋と呼ばれていましたが、こちらも鳥居と同じく関東大震災で全壊し、1927年(昭和二年)に再建されました。現在は柵が設けられていて渡ることができませんが、勾配が急なため、渡るのはちょっと苦労しそうですね。

【鎌倉歴史さんぽ:入門編】源頼朝ゆかりの「鶴岡八幡宮」へ
(画像=『たびこふれ』より引用)

静御前が舞を披露した若宮廻廊跡に建つ舞殿

源義経の側室で舞の名手だった静御前が、頼朝の命により舞を披露したと伝えられる場所です。当時舞殿を含む若宮周辺に廻廊があり、そこが舞の舞台とされています。

義経を慕う歌を唄ったことにより頼朝の逆鱗にふれるも頼朝の妻政子が取り成して、静御前の命を助けたともいわれています。毎年4月に開催される鎌倉まつりでは「静の舞」が奉納されます。

【鎌倉歴史さんぽ:入門編】源頼朝ゆかりの「鶴岡八幡宮」へ
(画像=『たびこふれ』より引用)
【鎌倉歴史さんぽ:入門編】源頼朝ゆかりの「鶴岡八幡宮」へ
(画像=『たびこふれ』より引用)

奥州平泉など逃亡の果てに悲劇の英雄として義経の伝説は日本各地に残っております。鎌倉にある源義経ゆかりの地といえば 平家討伐後、鎌倉に入ることを許されなかった義経が兄の頼朝の許しを得るために「腰越状」を書いた寺として知られる満福寺が有名です。