35cmイワナと対面
次にこの沢でも1、2を争う大場所を探リます。底がかろうじて見えるほどの深さなの、でアピールが強い赤金カラーの6gヘビーシンキングミノーに切り替えてボトムを跳ねる様にトレースすると、ギラリと反応を見せる影が。
2投目では着底後にただ巻き時々トゥイッチングで緩急をつけて誘うと、その影は興奮した様子でミノー背後を旋回するようにチェイス。テール付近に噛み付くのが見えたのでタイミングを合わせフッキング。
「ゴボン!」とイワナはドラグを引き出し水面を爆発させながら抵抗しますがここはゴリ巻き力技で対応してランディング成功。
![大イワナを探しに秋の源流ルアー釣行 35cm本命に64cmアメマスと対面](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/202210151web04.jpg)
生命力溢れる見事な恵体の尺上イワナ35cmでした。陸封型特有の細かな白い斑点に混じって散りばめられた薄黄色の斑点を持つのがこの沢のイワナの特徴です。
ヒグマの痕跡発見で納竿
上流には多くの好ポイントが点在し、ここまでの結果から更なる大型も期待できそう、と期待を胸に遡行を再開します。しばらくは濃い薮と期待できなさそうな浅瀬が続くので、一旦林道まで上がり次の堰堤まで歩くことにしました。
古い石垣をよじ登り林道に出ると視界の先に何やら山盛りにされた腐葉土のようなものが見えました。近付いて見るとそれは木の実の残骸やらが混じったヒグマの糞、しかも排泄後そんなに時間が経っていない様子。
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これでさっきまで抱いていた期待は霧散。急いでその場から立ち去りました。幸い車からはそこまで離れていなかったので、すぐにタックル一式を車に放り込んで撤退。たった数分間でしたがかなり肝が冷えました。
これ以上の遡行を断念したとはいえ、釣果には満足していたのでそのまま帰宅。改めて今回の釣行で渓流釣りとは熊の住処に入り込んでいく遊びでもあると実感しました。
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あなたのタックルボックス見せてください:渓流釣り クマ避け笛は必携
<小峠龍英/TSURINEWSライター>
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